Michael Damian
Biography

 マイケル・ダミアン・ウィアーは1962年サンディエゴに生まれる。6歳の頃からピアニストの母にピアノと歌を習い、12歳になる頃には6人の姉+2人の兄と一緒にウィアーズというファミリーバンドを組んで全米のクラブで演奏、レコードも1枚リリースしている。81年にソロ作から、エリック・カルメンのカバー「She Did It」が最高69位を記録。その時に出演した「アメリカン・バンド・スタンド」という番組でTVプロデューサーがマイケルに注目、その5日後には「Young and Restless」というティーン向けのドラマに出演。彼が演じたシンガー兼レストランのウェイター、ダニー・ロマロッティ役が人気を博しお茶の間のアイドルに。一方音楽活動のほうはCBSレコードから85年に「Love Is A Mistery」、86年に「Michael Damian」の2枚をリリースするが、カナダ、オーストラリア、オランダ、ベルギーのみでの発売でアメリカでは未発表だった。そんな状況に不満な彼だったが自宅のスタジオで兄たちと録音した「Rock On」が映画のサントラに起用されヒットに。同年サイプレスからアルバム「Where Do We Go From Here」を発表する。その後もアルバムを数枚リリースしているが最近は何処へ?(なかむら)


Hit List

'89 #1 Rock On
 自宅に作った24トラックのスタジオで録音されたこの曲はデヴィッド・エセックスの73年のヒットのカバー。マイケルは「大好きな曲で、車を運転しながらピンときた」と取り上げた理由を語っているが、ドラムのサウンドを変えギターも入れてソリッドなナンバーに仕上がった。録音後ほとんどのレコード会社に聴かせたそうだがサイプレス以外の反応は「これじゃヒットは難しい」「もっとコマーシャルじゃないと」と散々だったとか。しかしフタを開けてみればUSはもちろん、ここ日本でもJ-Waveチャートで首位となる大ヒット。なおこの曲は当時大人気のアイドル俳優コリー・フェルドマン&コリー・ハイム夢の共演となった「Dream A Little Dream」という映画のサウンドトラックに使用されたのもヒット要因かも。このWコリー、一時はドラッグ中毒とかで騒がれたが最近見てないような。

'89 #31 Cover Of Love
 セカンドシングルであるこの曲をはじめ、アルバム唯一のカバー「Rock On」を覗き全てソングライトに関わっているマイケル。音楽一家で育ち、かつてはジョー・ポーカロ(TOTOのジェフ・ポーカロのお父さん)に兄姉ともにレッスンを受けていたというだけあって、キーボードはもちろんヴィブラフォンにトロンボーン、クラリネットやマリンバなどを演奏できるとか。ソロになってからもプロデュースは父のラリー、兄のトム、そして本人が担当、姉のジョニーもバックバンドでパーカッションを叩いていたりと相変わらずのファミリーバンドぶり。この曲も家族の息のあったセッションの光景が浮かんでくるような雰囲気のポップなロックチューン。「俺たちは逃げては同じゲームを繰り返す、それなのに何故また逃げ出すんだろう」と問いかけるリフレインが印象的な曲。

'89 #24 Was It Nothing At All
 マイケルはもともとドラマでブレイクした俳優だけあってなかなかのハンサム。半分イタリア人、半分はフランス系アイルランドの血をひいているというルックスに夢中になっていたファンも多いはず。サードシングルはそんな女性ファンの喜びそうなバラードナンバー。邦題は「風に消えた恋」。ゆったりと流れるマリンバの音色に、マイケルが優しく歌う過去の恋に想いを馳せる切ないストーリー。「君が呼んだような気がして目を覚ましてみてもそこにはもう君はいない、もう月明かりの中で君を抱くこともない、俺は幻に恋してたんだろうか?」と囁くように歌うマイケルにファンの母性本能はくすぐられっぱなし。末っ子なだけにきっと甘え上手なんだろーなと思わせられてしまう一曲。



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