Elvis Costello
Biography

 この年のコステロの話題と言ったら、何を置いてもポール・マッカートニーとのコラボレーションであろう。ビートルズの解散、ジョン・レノンの死を経てメロディメーカーとしての刺激を失い、マンネリ化していたポールが刺激剤に選んだのが彼。ポールも「自分が作る歌は、全てが良い曲だとみんなが言い、駄作でも誰も悪いとは言ってくれなかった。そんな時、コステロが『ダメなものはダメ』とはっきり言ってくれた」と言っている。この年に発売されたお互いのアルバムの中で共作・共演をしている。アメリカでの彼の評価は、どちらかと言えばアルバム・アーティストで12枚のTOP40アルバムを持ちながら、シングルヒットはわずかに3曲。(小松)


Hit List

'89 #19 Veronica
 上述したポール・マッカートニーとの共演が話題となったアルバム「Spike」からのカット。そのポールとの共作で、ポールはベースでも参加。コステロにしては、明るく軽めのギターのイントロから口早にフレーズが流れ、徐々にサビへ展開していく。ここの転調は見事で、クライマックスのコーラスの畳み掛け、盛り上げておいて『ヴォロニカ』とスっと落とすところがまたひねったところ。この曲は、彼にとって最大のヒットとなり、モダン・ロックチャートでは1位になっている。また、この曲を最後にコステロは、全米シングルチャートには顔を出していない。



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