麻薬中毒を克服した彼にとって、80年代前半はセールスの不振による苦しみを強いられることになる(日本ではリリースを見送られた作品も何枚かある)。86年に長年在籍していたワーナー・ブラザーズを離れMCAに移籍、「Constrictor(後にウィンガーを結成するキップ・ウィンガーらがバンドメンバーとして当時在籍していた)」「Raise Your Fist And Yell」とまずまずの成績をおさめ、その後エピック移籍第1弾となる「Trash」を発表、アルバムはプラチナレコードとなり、このシングルは80年の「Clones」以来のTOP40ヒット、ゴールドレコードとなり“地獄”からやっと復活を果たしたわけである。(菅沼)
Hit List
'89 #7 Poison
エアロスミス、ボンジョビで波にのるデスモンド・チャイルドをプロデューサーに迎え、彼とアリスらの共作となるこの曲、当時のヒット路線のサウンドになっていて、タイトルとは裏腹にアリスらしさが感じられない毒にも薬にもならない曲となってしまっている。エアロスミスのメンバーも参加したこのアルバムから他に「House Of Fire」、「Only My Heart Talkin」がHOT100入りし、日本でも好評だったおかげか翌90年夏17年ぶりの来日公演を行った。筆者も東京公演(NHKホール3日間)に通い、コケ脅しのステージを楽しむことができた。90年代はガンズ&ローゼスのメンバーなどが参加した「Hey Stoopid (91年)」「The Last Temptation (94年)」や、それ以降は過去の音源を発表する他は地道にライヴ活動をしていたようである。最近では99年になって彼の65年から98年までの作品をCD4枚組にまとめたボックスセット「The Life & Crimes of Alice Cooper(アリス・クーパーの人生と罪状の箱)」をリリースしている。
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