'89 #7 Miss You Like Crazy
「Pink Cadillac」など4曲のシングルヒットがうまれた「Everlasting(永遠の夢)」に続く13枚目のアルバム「Good To Be Back」からの先行シングル。別れてしまった人を愛しく思い、また昔のようにやり直したいという狂おしい気持ちとは対照的におさえめに丁寧に歌う彼女のヴォーカルが実にきもちいい佳作。ダイアナ・ロスの「Touch Me In The Morning」から、近年ではホイットニー・ヒューストンのデビューアルバムからのヒット「Saving All My Love For You」、「Greatest Love Of All」などを手がけ、こういったバラードを得意とするマイケル・マッサーが作曲・プロデュースを担当している。
このアルバム発表後、前年に予定されながらも中止になった来日公演を果たしてくれた彼女、ステージから握手してくれた手のひんやりした感触が個人的には今も忘れらない。90年代に入って大ベストセラーとなった亡き父ナット・キング・コールと共演したアルバム「Unforgettable With Love」は91年度第34回グラミー賞のレコード・オブ・ザ・イヤー、アルバム・オブ・ザ・イヤー、ソング・オブ・ザ・イヤーなど7部門を獲得した。ただ、このアルバムの功罪によりその後の彼女はその路線に方向性が制約されてしまっているような気がしないでもない。最近は歌手以外の活動として、TVや映画などで演技も見せてくれているようである。(菅沼)
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