アメリカの少年隊ザ・ボーイズは89年の時点で最年長15才、最年少10才というサマド一家の兄弟グループ。何やら曲芸一家だとかで、ザ・ボーイズのメンバーも全員アクロバティックな曲芸ができるらしい。すっかり名前を聞かなくなってしまったけど、サーカス一座としてアメリカのどこかをドサ回りしてるのかもしれない。最年長15才と言っても、メンバーの中で多少話ができそうなのは彼ぐらいで、あとの3人はこっちがどう頑張っても会話が成立しそうにないガキ。当時、これほど酷いグループが許されていいのかと訝しがったものである(しかしその後アナザー・バッド・クリエイションという上手が現れた)。88年にデビューするや、いきなり「Dial My Heart」がR&Bチャートでナンバー1になり、続くシングル「Lucky Charm」まで連続ナンバー1(こちらはHOT100にはチャートインせず)。この手のグループのお決まりパターンとして、これだけで消えていくのかと思いきや、90年のセカンドアルバムからも「Crazy」がナンバー1に。結局92年まで合計6曲のTOP20ヒットを放つまずまずの人気グループになった。本人たちに自我が芽生え始めた頃から次第に音楽シーンから遠ざかっていったが、2000年の今、もし彼らが全盛期から10年ぶりに再結成するようなことがあっても、最年長メンバーで26才、最年少で21才。・・若すぎる。(しんかい)
Hit List
'89 #13 Dial My Heart
いかにも少年グループらしいバブルガム・ニュージャックのこの曲、適度に子供らしい、適度に踊れるなかなか手堅い作り。子供っぽい声や舌っ足らずな歌い方が嫌味になってないという意味ではむしろよくできた曲だと言うべきかもしれない。まぁ(初期の)ニュー・エディションと何が違うんだと言われても答えに窮するけど。しかしアメリカってのは不思議といつの時代にもローティーンの子供グループが活躍しているが、どうも周りのオトナたちがお膳立てした通りに演じさせられている子供たちが哀れでねえ。特に、本人たちが「自分のやりたいこと」を自力で判断できる年齢になったら音楽から離れていってしまう、こういうグループを見るにつけ。
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