ポップス史上、最も活躍したソングライター/プロデューサーの一人である。1959年10月4日、インディアナポリス生まれ、本名ケネス(ケニー)・エドモンズ、本人含め6人兄弟にはアフター7のケヴォン(99年ソロ・アルバム発表)とメルヴィンがいるという音楽兄弟。幼い時から音楽に携わっていたが、高校時代に運命的な出会いをする。とあるレコーディング・セッションで巡り会ったディールというグループでアントニオ“LA”リードとチームを組む。 “ベイビーフェイス”と言うニックネームをつけたのはパーラメント=ファンカデリック(P-Funk)のブーツィー・コリンズ。ディールとしては80年代にアルバム3枚を残し、「Two Occasions (88年10位)」というシングルヒットも記録。“LA”リードとのチームとしては、ウィスパーズ、ボビー・ブラウン、ホイットニー・ヒューストン、ペブルズ等、手がけたアーティストは枚挙にきりがない。以後、チャート史上に燦然と輝くボーイズIIメンの「End Of The Road」「I'll Make Love To You」という2大ヒットを生み出す等、90年代に入ってからの活躍振りは周知のとおり。この89年は自分のソロとしてアーティスト性を世に問うたセカンドアルバム「Tender Lover」の発売と、アリスタ・レコード傘下に自らのレーベル、ラ・フェイス・レコードを設立、多くのトップスターを作り上げる地盤を固めた年でもある。(小松)
Hit List
'89 #7 It's No Crime
ソロワークとしてはチャート初登場の曲。この頃流行りの(というよりベビーフェイスとLAリードの二人がジャネット・ジャクソンやキャリン・ホワイト等で多用した)固めのシンセサイザーとバスドラを効かせた軽快なナンバー。この曲を初めて聴いた頃は、その声の線の細さゆえに「やはり一流のソング・ライターやプロデューサーも、一流のヴォーカリストとは限らない」などと思ったものだが、これがなかなか聴くほどに味が出てくる。作者は、LAリード&ベビーフェイスにダリル・シモンズの3人。
'89 #14 Tender Lover
同名アルバムからの第2弾カット。作者はLAリード&ベビーフェイスにペブルズが加わっている。前作「It's No Crime」とはやや異なり、一聴した時にはキャリン・ホワイトの「The Way You Love Me」を思わせるリズムを用い、サビへ移るまでのコード進行が見事だ。後半のスキャット部分では、アース・ウィンド&ファイアーの「I'll Write A Song For You」でフィリップ・ベイリーがやっていた旋律が登場する。アルバムからは、この後(90年)2曲カットされ、いずれもTOP40ヒットとなっている。
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