Animotion
Biography

 86年にリリースされたセカンドアルバム「Strange Behavior」は結局小ヒットに終わった。その後ポリドールに移籍したものの、アルバムを半分も完成しないうちにヴォーカルのアストリッドとビルを含むメンバー4人が一気に脱退、バンドは一旦解散する。しかしレーベルの意向でアニモーションは再生した。ヴォーカルには男性に元デヴァイスのポール・エンジマンに、女性に女優でリチャード・マークス夫人でもあるシンシア・ローズを迎え、バンドに残ったドン・カークパトリック(ギター)とグレッグ・スミス(キーボード)との4人組となる。このオリジナルメンバーがいない状態でサードアルバムを完成。ファーストと同じセルフタイトルとして、新しいスタートをアピールした。が、間が悪いことにこの年男女のツイン・ヴォーカルという似たような編成のロクセットが北米上陸。あっという間に人気を確立すると、アニモーションの居場所はもはや残っていなかった。(松本)


Hit List

'89 #9 Room To Move
 映画「花嫁はエイリアン」にも使われた新生アニモーション最初のシングルで、作者はクライミー・フィッシャーの二人とデニス・モーガン。ニュー・ジャック・スウィング風のリズムに乗ったキャッチーなメロディにシンシアの透明感あるハイトーン・ヴォイスが映え、ポールの声とも相性が良い。反面、今までの特徴でもあったちょっと湿った雰囲気、特に初代ヴォーカリストのアストリッドに依る部分が多いミステリアスなイメージが消えてしまい、万人受けにはなったが個性は弱まったとも言える。アルバムからはもう1曲「Calling It Love」がカットされ、TOP40入りは逃した(53位)が、デズモンド・チャイルドが手がけただけあってキャッチーな佳曲。



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