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"Ladies" -
Sarai
R&R CHR/Rhythmic Chart #49↑ (Week
Ending: 5/30/2003)
2003 (Epic)
先日幕張でエミネムの来日公演を見た。ガラ悪そうなヒップホップ兄やんやビヤッチ共もたしかにいたのだが、それをはるかにしのぐフツーの人々の多さに戸惑った(という我々も身なりから何からきわめてフツーだったが)。服装も至ってカジュアル、カップルも多かった。たぶんタトゥやアブリル、リンキン・パークと同じ感覚でエミネムを聴いているであろう人たち。これは日本も向こうもたいして変わらないのではないかと思う。ストリートだの、ドラッグだのといったフツーの人々の生活からあまりにもかけ離れたアイテムをずらっと並べられたヒップホップは、我々フツーの人々にとっては感情移入するにはあまりに辛すぎる。その点彼の書くライムはもっと人間の泥臭い部分、あまり人には打ち明けれない内面の部分を深くえぐっていて、人間エミネムに惚れ込む人が多いのもうなずける話だ。「ヒップホップ的思考」がどうとか、「ロックとはだなぁ・・・」とか熱く語る以前に、「人間」としてどうかなんだよな、結局。まあ皆が惚れ込むそんな"エミネム像"も結局は、彼がエンターテイメントとしてやってるショウの一環に過ぎないのかもしれないのは、もちろん承知の上なんだけど。
まあそんなことはどうでもいいとして。今海の向こうでは第2のエミネム探しにレコード会社がやっきになっているらしい。エミネムの登場から早4年たつものの彼級の白人ラッパーは残念ながら登場していない。しかし、レコード会社もあのテこのテを考えるもんだねぇ。出ました。女性白人ラッパー。Saraiと書いてサライって読むのかな(謎)。白人ラッパー自体はそう珍しいもんでもなくなったけど、これが女性となると話は別。すごく久しぶりな気がする。私なんかは白人女性MCというと92年のアイシー・ブルー(当時の国内盤アルバムのライナーを担当したのはあの泉山真奈美大先生)以外思い浮かばない。まあそんだけ”ありえない分野”だったということだろうか。
まだこの人は売り出し中のさらにその前とあって、ひたすら情報が少ない。そんな数少ない情報の中で笑ったのがレコード会社が彼女を売り出す際に使ってるキャッチコピー。Feminem(フェミネム)だって。あざといなぁ。まあ、この曲を聴く限りは少なくとも前述の10年前の白人女性MCよりは全然本格的なんだけど。R&Rリズミックチャート今週初登場49位。アルバム『The
Original』はまだ発売日未定。果たしてスターとなってエミネムのように故郷に錦を飾ることが出来るのか。これはちょっと注目。
「
♪いつか帰る、そのときまで、夢は捨てない」
Official Site→
http://www.saraimusic.com/