早稲田大学 全米TOP40研究会 1990年度 オールタイム投票
シングル部門 100位→81位

順位 収録アルバム 曲名/アーティスト名(年) チャート記録 コメント
100 "More Than This"
Roxy Music (1982)
UK #6 ロキシー・ミュージックのラストアルバム「Avalon」の冒頭を飾る曲。彼らが「Dance Away」や「The Same Old Scene」(この曲も投票で人気があった)などの洗練されたゴージャスなダンス・ポップ路線を推し進めた末にたどり着いた究極形。
99 "Cruel To Be Kind"
Nick Lowe (1979)
UK #12
US #12
パブ・ロックと呼ばれるムーヴメントから登場したニック・ロウの代表曲は、ポップ全開のこの曲。60年代っぽい甘いメロディと、70年代末の躍動感が一体となって生まれた珠玉のポップソング。
98 "Father Figure"
George Michael (1988)
US #1
UK #11
溢れ出る才能がそのままオーラとなって発散されていた87年〜88年のジョージ・マイケル。アルバム「Faith」から数多いヒットの中でこの曲はゴスペル風のやや異色作。
97 "True"
Spandau Ballet (1983)
UK #1
US #3
ニュー・ロマンティクスと呼ばれた連中の中でもいちばんロマンチックな曲。トニー・ハードリーのキザなボーカルもここまで完璧に決まれば厭味にならない。後に色んなヒップホップネタにされているがやはりオリジナルが一番。
96 "Centerfold"
The J. Geils Band (1982)
US #1
UK #3
エロ本を見てたら、学生時代の憧れの女の子がグラビアに!と慌てふためく主人公の心の変化を超キャッチーなロックに乗せた、80年代を代表する名曲であり、歴史に残るパーティ・ロック。馬鹿馬鹿しく、楽しく、切ない。
95 "Heart Of Gold"
Neil Young (1972)
US #1
UK #10
およそシングルヒットとは縁のない作風のニール・ヤングの唯一の全米No.1ヒット。アルバムもNo.1ヒットになっており、名実ともに彼の代表作。ゆったりしたグルーブにメランコリックなメロディが乗る、カントリー風味の曲。
94 "Can't Find My Way Home"
Blind Faith (1969)
- クリーム解散後のクラプトンと、スペンサー・デイヴィス・グループ解散後のスティーブ・ウィンウッドが合流して誕生したバンド。トラッド・フォークっぽい演奏にファルセットの切々としたボーカル。この枯れ具合で当時彼らは20代前半なのだから恐ろしい。
94tie "Don't Talk To Strangers"
Rick Springfield (1982)
US #2 オーストラリア出身、テレビ俳優を経てブレイクしたシンガーの、キャリア最大級のヒット。サビのコーラスがいかにも80年代初頭のAORっぽいポップ・ロック。
92 "American Pie (Part I & II)"
Don McLean (1972)
US #1
UK #2
バディ・ホリーが事故で亡くなった日をもって「The day the music died」と歌った、壮大な叙事詩。歌詞の一行一行に深いバックグラウンドがあり(解説サイト)、だからこそ途中の歌詞を適当にはしょったマドンナのカバーは「わかっとらん」と叩かれた。
91 "Don't Wanna Fall In Love"
Jane Child (1990)
US #2
UK #22
「鼻輪」が随分話題になった、トロント出身の女性シンガー。思い切りのいい歌いっぷりでダイナミックなダンスポップを歌いきったが、その後は音沙汰がなく、一発屋としてのみ記憶される。
90 "Ashes To Ashes"
David Bowie (1980)
UK #1 通信が途切れ、宇宙に消えてしまったトム少佐を歌った「Space Oddity」から10年。この曲で「実はトム少佐ってのはジャンキーで」と衝撃のタネ明かし。ドイツのテクノに傾倒していた時期を経て生まれた、ポップでありながらクールな質感の曲。
89 "Solsbury Hill"
Peter Gabriel (1977)
UK #13 このスケールの大きさはどうだ。雄大なサウンドはプログレ系の一流の人脈が支え、まったく市場に媚びることなくヒット曲が生まれた。まだこの頃のピーガブはマニア受けの奇人というイメージで、世界的ブレイクにはあと9年を要する。
88 "Can't Fight This Feeling"
REO Speedwagon (1985)
US #1
UK #16
80年代的な甘さと切なさをそのまま体現するようなロック・バラード。ケヴィン・クローニンという、名前からして苦労人が10年以上の下積みの末手にした全米No.1ヒットには、単なる甘ったるいバラード以上の何かがあった。80s世代には忘れ得ぬ曲。
87 "All Through The Night"
Cyndi Lauper (1984)

US #5

存在感そのものが鮮烈だったシンディ・ローパー。私たちの心に深く焼き付いたのは、健気さの押し売りのような「True Colors」ではなく、ジュールズ・シアー作のこの珠玉の名曲だった。キラキラとしたサウンドから溢れてくる幸せ感は、なぜか涙なくして聴けない。
86 "A Horse With No Name"
America (1972)
US #1
UK #3
大胆な名前を冠したバンドのデビューヒット。実はロンドンで結成されている(メンバーのうち2人はアメリカ人)。物悲しげな淡々としたフォーク・ロックのこの曲以降、ヒットを連発した。
85 "It Might Be You"
Stephen Bishop (1983)
US #25 映画「Tootsie」サントラより。艶やかな、伸びのあるボーカルと、ゆったりと、きらきらしたサウンド。AORの典型のような美しい曲。日本ではこういう音の人気が非常に高く、アメリカでのヒットの規模の割には知名度が高い。
84 "Making Love Out Of Nothing At All"
Air Supply (1983)
US #2 ミートローフを大ブレイクさせてから5年、怪人ジム・スタインマンが“打ち上げ花火”と形容される大仰なバラードで82年のチャートを席巻した。エア・サプライの持ち味のハイトーン・ボーカルを十二分に活かしたこの曲はジムスタらしいクドさが後半に爆発。
83 "When Doves Cry"
Prince (1984)
US #1
UK #4
このイントロのギターが、時代を変えた。気持ち悪い黒人のチビが、全世界を紫色に染めた。ヴァン・ヘイレンの「Jump」と共に、新時代の到来を告げる名イントロだ。この時期のプリンスに外れはないので複数曲に票がばらけてしまい、この手の投票では伸び悩む。
82 "Human"
The Human League (1986)
US #1
UK #8
UKのニューウェーブ系テクノ・バンドが何故かジャム&ルイスと組んだ結果生まれた珠玉のバラード。ビデオのイメージもあわせ、水面が揺れるような透明感のある音作りが素晴らしい。
81 "Pride (In The Name Of Love)"
U2 (1984)
UK #3
US #33
“アイルランドの闘士”だったU2が、この曲でアメリカを向いた。しかし、キング牧師を讃えながら溢れんばかりの情熱を注ぎ込んだこの曲を前に、誰も彼らを裏切り者呼ばわりすることはできなかった。以後、彼らはアメリカへ、そして世界へと闘いの場を移す。