LESSON9: 

Snap!
Shanice
Annie Lennox
New Order
Collective Soul
Method Man
The Cardigans
Spice Girls
Edwin McCain
Britney Spears


Shorty I'm there for you anytime you need me
For real girl, it's me in your world, believe me
Nuttin make a man feel better than a woman
Queen with a crown that be down for whatever

- Method Man I'll Be There For You/You're All I Need To Get By



1990


"The Power"
-Snap! (#2)

そろそろ再評価されていい頃でしょ?というのは言い過ぎにしてもAlbum Chart Chronicleにも書いてあるように当時のダンスナンバーをを代表する音であることは間違いない。ほんとかどうかは知らないが、その斬新な音の構成は後に登場するC&Cミュージックファクトリーの「Gonna Make You Sweat」(90/#1)にもかなり影響を与えたと言われている。スナップ!はドイツ出身のスタジオ職人(要は宅録系オタクミュージシャン)。この曲だけで終わらず「Rhythm Is A Dancer」(92/#5)も大ヒットさせた事実が、彼らの非凡な才能を物語っている。



1991


"I Love Your Smile" -Shanice (#2)

ローティーン時にモータウンからシャニース・ウィルソンとしてデビューした彼女。その名前が本格的にメジャーになったのはナラダ・マイケル・ウォルデンがプロデュースしたこの「I Love Your Smile」から。この時期の女の子にしか出せない特有の躍動感と爽やさを持った彼女のヴォーカルを聴けば、この曲が収録されているアルバムジャケの彼女のあどけない表情は何の偽りでもないことに気づくだろう。「教室で授業を受けているけど、あの人のことばっかり考えてしまってどうしようもないの」、という内容の歌詞はたまらないなぁ(あぁオヤジ発言・・・、その頃は僕も中学生だったの!)。


1992


"Walking On Broken Glass" -Annie Lennox (#14)

80年代には男女二人組のユーリズミックスとして活動し、「Here Comes The Rain Again」、「Sweeet Dreams (Are Made Of This)」などのヒットを放ったアニー・レノックス。デュオは90年に解散し、彼女は初のソロアルバムとなる『Diva』をリリースした。この曲はそこからの「Why」(92/#34)に続くセカンドシングル。「Why」は静かながらアニーのユニセックス的な妖しい魅力満点のナンバーだったが、一転して「Walkin'」では軽快なところを見せた。イントロから大胆にフィーチャーされている可愛らしいピアノの音色が印象的。なお、ユーリズミックスの男のほうは、あの女性サックス奏者キャンディー・ダルファーと組んでちょっとHな雰囲気のインスト「Lily Was Here」(91/#11)をヒットさせている。



1993


"Regret" -New Order (#28)

「True Faith」、「Blue Monday」など
きちんと紹介するとなると特集記事1本書かなきゃ申し訳ないほどのUKはマンチェスター出身の神がかり的ロックバンド。いや確かに崇拝している熱心なファンも大勢いるとは思うけど、そうじゃない普通の一般ポップスファンも振り返らせるバリアフリーな楽曲の魅力をこのバンドは持っていると思う。「Regret」は93年のアルバム『Republic』から。「夏到来!!」といった感じのイントロのギターが爽快(海で聴きたい感じ)。この後彼らが8年も沈黙してしまったおかけで、ファンは相当つらい日々を過ごされたのだろう。


1994


"Shine" -Collective Soul (#11)

ジョージア州アトランタ出身の5人組。メインボーカルであるエドのほとんどデモ盤同然の自主制作アルバムといえる『Hints, Allegations And Things Left Unsaid』のデモテープを、あるカレッジステーションに送ったところリクエストが殺到。そしてこの曲「Shine」が話題となり、メジャーと契約した。荒削りだが、逆にいうと何の装飾もなく、第3者の意図が見え隠れしないシンプルさがこの曲の魅力かもしれない。エレキギター「じゃんじゃらじゃららじゃららじゃららん(←一応ギターリフのつもり)」、エド「よぉ!」、というギターと人が対話するブリッジ部分はかなり新鮮。



1995


"I'll Be There For You/You're All I Need To Get By" -Method Man/Mary J.Blige (#3)

メソッドマンはNYのスタッテン島出身の連中が集まって結成されたラッパー集団ウー・タン・クランの一員。グループはなぜか妙にカンフーとか少林寺とか、中国文化に傾倒していた。このメソッド・マンのソロアルバムリリース後、あほキャラのオール・ダーティ・バスタード、硬派なレイクォンなど続々とメンバーのばら売りが展開されていった。この曲はそんなウータン全盛期にメソッドマンがメアリーJと組んだ最強の1曲。この変なタイトルだが両A面表記ではなくメソッドマンは「I'll Be There For You」を、メアリーJは「You're All I Need To Get Gy」をそれぞれラップし(歌い)、それをくっつけてメドレーにしたものと言われている。まあ要はマーヴィン・ゲイの「You're All I Need To Get By」をメアリーに歌わせて、その上で彼がラップしてるということです。ライムの内容読むときちんとデュエットになってるってことがわかるけどね。



1996


"Lovefool"
-The Cardigans (Air #2)

「96年〜97年に大ヒットしたこの「Lovefool」とノー・ダウトの「Don't Speak」(Air 96/#1)をチャートに登場させなかったことはビルボード最大の汚点である」、と
よく言われる。まあそれは当時のビルボードの集計の方針で、商業的にシングルという媒体でお店で売っていなければチャートに登場させんぞ!というポリシーをかたくなに守っていたことに起因するんだけど。カーディガンズはスウェーデンのバンド。こういうのは日本のFMステーションが見過ごすわけもなく(当時日本のラジオ界は北欧かぶれしてたからね。渋谷系!とか言いながら)、全米が目をつける1年も前にこのバンドを発掘していた。そして「Lovefool」は映画『ロミオとジュリエット』にフィーチャーされて全米でも無事大ヒットした。


1997


"Say You'll Be There"
-Spice Girls (#3)

90年代を代表するガールズアイドルグループ。もちろん英国産。メンバーはヴィク、メルB、エマ、メルC、ジェリの5人。その後さまざまなアイドルグループが現れては消えしているUKの音楽シーンだが、彼女たちほど個人のキャラ立ちも含めて完成されていたグループはないだろう。「Say You'll Be There」は、デビューアルバムからの「Wannabe」(91/#1)に続くセカンドカット。ベースラインがカール・カールトンのディスコヒット「She's A Bad Mama Jama」(81/#22)に似せた作りであることもあり、玄人受けも比較的良かったナンバー。しかし00'sに登場するアイドル達と違い、あまりマニアックな方向に足を踏み入れすぎて本来のファンを失望させるようなことをしなかったのも、彼女たちの成功の1つかもしれない。



1998


"I'll Be" -Edwin McCain (#5)

エドウィン・マッケインはリーダーの名前をそのままバンド名にしたという古きよきアメリカンロックを奏でるバンド。フーティ&ザ・ブロウフィッシュのダリアスとは同郷で仲がいいってのも妙に納得。細波のような穏やかなイントロから次第にビッグウェーブになっていく構成など王道でありながらも聴き手をぐいぐい引き込ませる不思議な曲。しかしエンディングで妙に落ち着いちゃってサックスがさらっと入ってくるとこなんか、まさにアダルト・オルタナティヴの教科書といった感じ。


1999


"(You Drive Me) Crazy" -Britney Spears (#10)

もう説明の必要ないですね。あのブリトニーです。この曲はデビューアルバムからのサードシングル。「バカっぽいファースト」、「胸キュン系セカンド」(以上(C)小川ボ)、に続くある意味実験的なサードがこの曲。いや、実験的というほど実験的でもないんだけど(笑)。98年、99年あたりアイドルポップの花形だったデニスポップと弟子マックスマーティンによるまさに押せ押せどんどん(古いな、、)なドライヴ感抜群のアップナンバー。デニス&マックスコンビによるプロデュースは当時ほんと最強で、バックス、インシンク、果てはボンジョヴィ(笑)と彼らは引っ張りだこな日々を送っていたが、そのアイドル達が年齢と共にバブルガムなダンス路線から大人なR&Bヒップホップ路線へ脱皮を図ると、次第に彼らへの需要がなくなったのか名前を聞かなくなっていった。





 

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