LESSON4:
DNA feat. Suzanne Vega
Firehouse
Ce Ce Peniston
Sade
Green Day
Groove Theory
Ghost Town DJ's
Matchbox 20
Jay-Z
Jennifer Lopez
I am sitting in the morning
at the diner on the corner
I am waiting at the counter for the man to pour the coffee
And he fills it only halfway and before I even argue
He is looking out the window at somebody coming in
- Suzanne Vega Tom's Dinner
"Tom's Dinner" -DNA
feat.Suzanne Vega (#5)
児童虐待を歌った「Luka」があまりにも強烈だったために2曲目はヒットしないかと思われたスザンヌ・ヴェガ。元々はその「Luka」と同じ87年のアルバムに収録されていたフォーキーなアカペラナンバーを、なぜか90年代に入りイタリアのダンスユニットDNAがリズムを付けたリミックスとして発売し大ヒットした。後にオーパスVが「It's
A Fine Day」(元のアカペラ版がクリネックス・ティッシュのCMで使われて"呪いの曲"だと怖れられたやつね←20代後半以降じゃないと知らないネタかな・・・)でやるようにアカペラにリズムを付けてカバーというパターンのお手本になった。いずれの曲もちょっと夜中に一人で聴くには怖かったりする。
"Love Of A Lifetime" -Firehouse
(#5)
90年代最強のバラード・バンド。ネットでこの人たちの記事を見ると「正統派ハードロックバンド」以外に「ハーモニーハードロックバンド」ってのがよく出てくるがまさに彼らはそう。「Love
Of A Lifetime」は雨がしたたるようなキラキラしたアコギが印象的なナンバーで、彼らの初のトップ10ヒット。この後も売れるのはことごとくバラードばかり。その辺のことをレコード会社もわかってて95年に出した3rdアルバム『3』からはいきなり「I
Live My Life For You」(95/#26)という黄金のバラードナンバーで勝負してきた。ちなみに「I
Live〜」の国内プロモシングル(Sony)には「かけっぱなしで泣きまくり!!」との殺し文句が・・。
"We Got A Love Thang" -Ce
Ce Peniston (#20)
忘れないうちに紹介しとかないとね(笑)。どこにでいそうな近所の主婦みたいなルックスが逆に衝撃的だったハウス系女性ボーカリスト。デビュー曲「Finally」(91/#5)が短歌を詠むようなちょっと変わったサビを持つ一癖あるナンバーだったが、その次に出たこの曲は茶目っけたっぷり。サビ前の雄たけびはなんて歌ってるかわからないけどね。プロデュースは当時ハウス系リミックスでは引っ張りだこだったスティーヴ・シルク・ハーレイ。実はバックコーラスでキム・シムズ(「Too
Blind To See It」(92/#38)ほか)、シャンテ・サベージ(「Betcha'll
Never Find」、「I Will Survive」(96/#24)ほか)が参加しているという、ハウス好きには堪らなすぎる1曲。
"No Ordinary Love" -Sade
(#28)
ナイジェリア生まれのシャーデー・アドゥを中心とするバンド、シャーデーの90年代唯一のトップ40ヒット(ちなみにボーカリストの名前がそのままバンド名になってる例は他にエドウィン・マッケインなどがある)。彼女の静かながら内に秘めた想いがひしひしと伝わってくるボーカルは、決して多くを語っているわけではないが非常に凄みがある。間奏で静かに燃え上がるギターソロも味がある。残念ながら全米ではヒットとならなかったが、この次のシングル「Kiss
Of Life」も非常に良く出来た至福のアーバンソウルで、日本では結構ヒットした。80年代は結構まめに活動していた感のある彼女たちも90年代に入るとこの曲を含む『Love
Deluxe』を発売後は2000年の『Lovers Rock』まで沈黙してしまった。
"Bascket Case" -Green
Day (Air #26)
ポップパンクの雄的存在。バンドは89年結成でこの年『Dookie』でメジャーデビューして、いきなり1000万枚近く売れた。爆音メロディックロックの極みといったこのアルバムからの特大ヒットのうちの1曲が、アメリカの思春期の子供が部屋で大音量でかけながら、ベッドの上でぴょんぴょん飛び跳ねてそうなこの「Bascket
Case」。日本でも大人気なのか通信カラオケでも普通にこの曲が入っている。一時期楽曲が変な方向行ってたような気がするが、それを経て2000年『Warning』あたりでまた元に戻った(というか大人になった?)。『爆発ライヴ』なんてライヴ盤も数枚でてることだし、テンションの高さははんぱじゃない。この曲も首を横に振りながら歌おう(縦は不可)。
"Tell Me" -Groove
Theory (#5)
女Vo.アメル・ラリューとサウンド・クリエーターであるブライス・ウィルソンから成る黒人男女2人組ユニット(そういえば男女2人組って結構少ないよね)。「Tell
Me」はメアリー・ジェーン・ガールズ「All Night Long」というかジェニロペ&ジャの「I'm
Real (Remix)」と言ったほうが早いかな、あんな感じで乾いたドラム上をベースがうねうね言ってるクラブ系トラック。アメルの艶やかで繊細なボーカルも曲を引き立てている。普通一発屋は結構バカにされやすいのだが、この曲の放つイギリス的香りとアメルの才女な雰囲気も手伝ってかグルーヴ・セオリーは未だにバカにされてるところを見聞きしたことがない。ちなみに解散後アメルはソロに、ブライスはトニブラの「You're
Makin' Me High」をプロデュース。
"My Boo" -Ghost
Town DJ's (#31)
90年代はほんと音楽、というか個人の音楽的嗜好の細分化が進んだデッケイドだった。そりゃある人に言わせればオルタナロックな90年代だったかもしれないし、別の人はヒップホップが市民権を得た90年代と言うかもしれない、またクラブ音楽好きに言わせればトランスなる偉大なダンスミュージックのジャンルが生まれた90年代だったかもしれない。しかしこれだけは忘れるな。ベースものが繁殖したのも90年代なんだよ。その道の開祖はルーク/2ライヴ・クルー。あとにタッグ・チーム、69ボーイズ、クアドシティDJ'sらが続き、完全に1つの音楽ジャンルとして認知された。言っとくけどこの辺は全部ミリオンセールスなんだぞ。このゴーストタウンは今までの「ベースもの=こてこてorバカorエロ」という価値観をすべて崩してくれた女のコウケしそうなロマンティック・ミディアム・ベース。姿の見えない覆面性がハウスユニットに通じるよね、このジャンルの音楽って。
"Push" -Matchbox
20 (Air #5)
ロブ・トーマスのクセのあるボーカルが初めてラジオリスナーに届けられた記念すべきマッチボックスのデビューヒット。ガキロック、コミックロック、ひきこもりロック、とよりニッチになっていく90年代のロックシーンに現れた生徒会長とでもいうべき生真面目男気ロックバンド。アルバムはコレクティヴ・ソウルの1stを手がけたのと同じマット・サーレティック。タイプはぜんぜん違うけどボーカルに味があるという点ではフーティ&ザ・ブロウフィッシュやブルース・トラベラーなどの土着系バンドに近い。この曲の最後1分間なんかダリアス(フーティのVo.)が憑依したかのような迫力だ。クドいと言われればそれまでだけど。近年まれにみるソウルシンガーを抱えるロックバンド(笑)。
"Can I Get A ..." -Jay-Z
feat.Amil (Of Major Coinz) And Ja (#19)
ジェイZ初のポップヒット。今になって騒がれているのだが、この曲はマーダー・インクのアーヴ・ゴッティがプロデュース、そしてジャ・ルールがラップで参加というすごい曲。ジェイZの先物買いっぷりには本当に驚かされる。ジャはジェイZ、女ラッパー
アミルの次の3番手(トリ)で登場。サビの"Can I
Get A ファッキュー!!"(ラジオ版だと"Can I Get A
ワーワー")のアイデアは実はジャが提供しており、「俺のおかげでブレイクしたのにあいつ俺への恩忘れてるぜ」ってジャがジェイZを嫌ってた時期もあった(今はどうか知らんけど)。
"Waiting For Tonight" -Jennifer
Lopez (#8)
女優ジェニファー・ロペスの「If You Had My Love」(99/#1)に続く歌手第2弾シングル。この頃はまだ誰も彼女のその後の超がつくほどの快進撃を予想なんかしていなかったに違いない。1stシングルの「If
You Had My Love」がモロにR&Bしてて、ファンの中には若干不満を抱く向きもあったようだが、この「Waiting
For Tonight」ではきちんとラテン風の味付けも施されたダンスナンバーに仕上がっている。しかし、彼女の恋愛同様、移り気が早いのは音楽に対しても同じ。この次のシングル「Feelin'
So Good」では時の彼氏パフ・ダディと組んでヒップホップに挑戦し、更にパフィと別れ2001年に入ると今度は飛ぶ鳥を落とす勢いのジャ・ルール(というかマーダー・インク?)を味方に付け、ただの趣味で行くのかと思われた歌手生活を我が世の春の如く謳歌している。