DA LAST LESSON: 

Taylor Dayne
Tara Kemp
Color Me Badd
Stereo MC's
Ace Of Base
Del Amitri
The Tony Rich Project
Prodigy
Goo Goo Dolls
Marc Anthony


How blue can I get, you could ask my heart 
But like a jigsaw puzzle it's been torn all apart 
A million words couldn't say just how I feel 
A million years from now you know I'll be lovin' you still


- The Tony Rich Project Nobody Knows



1990


"Love Will Lead You Back" -Taylor Dayne (#1)

ゴージャスなブロンドに挑発的な唇、それからワガママ放題に育ちまくったナイス・バディ。というグッド・ルッキンないでたちで、80年代後半から少しの間人気ダンス・ポップ・アーティストのひとりとなったテイラー・デイン。このパワー・バラードはそんな彼女にとっての最大のヒットなった。作者はベイビーフェイスと並び90年代最も成功を収めたソングライター、ダイアン・ウォーレン。この曲はある意味、ジャニス・ジョップリン以来の白人女性シンガーによる典型的バラードの最後の大ヒットともいえるかもしれない。この年の8月に全米チャートを制覇した新時代のディーヴァ、マライア・キャリーの登場によって、女性アーティストのバラードはロック的唄法からR&B的唄法が主流となっていく。80年代と90年代の狭間のひとつの時代の終わりを告げる象徴的な名曲のひとつ。(Special Guest Writer: daboy)

<daboy appears courtesy of 「American Music Chronicles」 http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Live/4010/>



1991


"Hold You Tight" -Tara Kemp (#3)

いやいや、笑うところじゃないですよ。今や立派なR&Bクラシックスの仲間入りです。91年にこの曲と「Piece Of My Heart」(91/#7)をヒットさせて颯爽とシーンから消えていった女性ボーカリスト。音的にはこの後出てくるメアリーJなどのヒップホップソウルと90年から続くソフト路線なアーバンソウルの間の、過渡期のR&Bといった色合いが強い。と真面目に語るまでもなく、タラ・ケンプは所詮タラ・ケンプです。タラケン好きなら、もちろんこの年にヒットを飛ばしたニア・ピープルズ(91/#12)、コリーナ(91/#6)、キーディ(91/#15)などのマニアック女Vo.は基本中の基本。


1992


"Thinkin' Back" -Color Me Badd  (#16)

映画「New Jack City」の挿入歌「I Wanna Sex You Up」でデビューした男性ヴォーカル4人組。全米#1ヒットを2曲も生んで成功するが、アイドル的な受け方と、本人たちの指向する本格派コーラスグループ像とのギャップには苦しんだ。この曲なんて相当地味なナンバーだが、じっくりソロを聴かせるパートと後半のジャジーなハーモニーが練り込まれたかなり通っぽい1曲だ。都会的な売り方をされていたが正体はオクラホマの高校生仲間、微妙にイナタい雰囲気で最後まで垢抜けなかった愛すべき男たちを、今こそ「振り返って」みたい。そうそう、アーティスト名のスペリングが間違っている点もポイント高い(笑)。(Special Guest Writer: winter)

<winter appears courtesy of 「WINTER WONDERLAND」 http://sound.jp/winter/>



1993


"Connected" -Stereo MC's (#20)

93年の隠れ名曲。「あ〜い、あ〜い、あぁ・・・」----なんともやる気なさげなテンションの低いボーカルサンプリングが延々と繰り返されるこの曲、途中入る女Vo,の巧妙な合いの手や、思いつきでやってるような怠慢なメインボーカルのフェイクなど、聴き所実に満載。正体はロンドン出身のリミキサー軍団で、長らくシーンから遠ざかっていたのだが2001年に唐突に復活作を発表した。最近どっかのかみそりのCMでこの曲がバックに流れているのを聴いたのだが、21世紀になってまさかこの「あ〜い、あ〜い、あぁ・・・」がブラウン管から聴こえてくるとは夢にも思わなかった(イギリスではTVスポットや、ジングルなどの分野で、この曲は結構重宝されているらしい)。


1994


"The Sign" -Ace Of Base (#1)

90年代半ばに青春時代を過ごした人ならば必ず通った道、それがエース・オブ・ベース。リン&ジェニーのヴォーカリスト姉妹と、ジョーカー(二人の兄)とブッダの野郎二人(無視されがち)による4人組。ちょっと哀愁掛かった普通のスウェーディッシュ・ポップスを歌っているだけのグループであったが、何故か日本を含め世界中で爆発的なヒットを記録した。アメリカでの第二弾シングルであるこの曲もビルボードの年間シングルチャートでNo.1に輝く快挙。同時にアルバムまで年間No.1を記録してしまったのだから困ったものだ。その魅力はやはりリン&ジェニーの姉妹による美しいヴォーカルワーク。高音で透き通るように美しいリンの声と、それより少し低いながらも芯の強いジェニーの声の調和が素晴らしい。ということにしておいてくれ。最近は諸事情あってジェニーのみがリードヴォーカルを担当。21世紀になってもちゃんと活動してるので忘れないように。(Special Guest Writer: 小川ボ)

<小川ボ appears courtesy of 「りりす」 http://www2.odn.ne.jp/lilith/>



1995


"Roll To Me" -Del Amitri (#10)

90年代にこの曲と「Kiss This Thing Goodbye」(90/#35)、「Always The Last To Know」(92/#30)(←地味ぃに名曲)の計3曲のトップ40ヒットを放ったデラミトリは、スコットランドはグラスゴーのポップ・ロック・バンド。背伸びせず、片意地張らず、等身大のロックといった感じで、
それゆえ非常になじみやすい。ヘッドフォンで聴くとよくわかるが、右のスピーカからボーカル、左のスピーカから演奏が聴こえてくる擬似ステレオ仕様になっているのが泣ける。2分7秒のトータルタイムは90年代のトップ10ヒットの中では最短で、気を抜いているといつの間にか曲が終わっている(笑)。


1996


"Nobody Knows" -The Tony Rich Project (#2)

トニー・リッチ・プロジェクトは名前の通りトニー・リッチという黒人男性ボーカリストが一人でやってるソロプロジェクト。
前評判のわりには内容は史上最低だったと噂の例の魔女狩り映画のことではない(念のため)。やけにベイビーフェースっぽい歌い方をしていたのはまあ同時期活躍したジョンB.もそうなので別になんともないが、この曲の場合アコギの使い方や楽曲の細部に至るまですべてが90年代中盤のベイビーフェース・マナーで、ここまでそっくりだと最早笑うしかない。それでも今聴きなおしてみると、このヘタウマなボーカルにどんくさそうな曲の内容があいまって結構昔を偲んでしみじみしてしまう。


1997


"Firestarter"
-Prodigy (#30)

UKでは既にビッグネームだった彼等のアメリカ・日本での大出世作、『Fat Of The Land』(3rdアルバムね)からの1stシングル。UKでは96年に1位を記録しており、約1年遅れでアメリカでヒット。アルバムは初登場1位。デジタルロックなどと呼ばれ、Remix誌は当然としてもRockin'onや果てはFMfanの表紙まで飾ってしまったほど注目度が高かった。残念ながらTOP40入りしなかった、次シングル「Breathe」(UKでは1位)のシングルに収録されている「POISON」ライブバージョンの「ひういあーあーああー」のSHOUT部分を私のPCの起動音にしておりました。これがロックなのか?革新的か?などの議論は決着のつかぬまま、6年間オリジナルアルバムを出していない。(この間来日5回、リアム/マキシムのソロ、客演、シングル発売と沈黙はしていない) (Special Guest Writer: mz)


1998


"Iris" -Goo Goo Dolls (#9)

「アメリカで最も有名な無名バンド」である彼らは95年「Name」(95/#5)でついにブレイク。この曲のアコギがざくざく切り刻む切迫したエンディングは、かなり印象的だった。結局そのアルバムからはラジオヒットは1曲しか生まれなかったのだが、その3年後の『Dizzy Up The Girl』で狂い咲き。「Name」の路線を押し進めたワルツ調のこの曲が映画『City Of Angels』で使用されまずロングヒットを記録、後にアップの「Slide」(98/#8)、「Black Baloon」(99/#16)、「Broadway」が続いた。ラジオフレンドリーで一見軟派に見える彼らだが、2001年に出したベストアルバムではそれらをすべて排除し、骨太なところ(?)を見せた。これで天国のカート・コバーンに"radio friendly unit shifter"とか言われなくて済みそうだ。


1999


"I Need To Know" -Marc Anthony (#3)

この年ほどラテンコミュニティの音楽が流行った年はかつてなかった。リッキー・マーティンに端を発して、エンリケ・イグレシアス、サンタナ(大復活!)らが大ヒットを次々と放った。そして最後とどめと言わんばかりに出てきたのが遅れてきた天才(大トリ) マーク・アンソニー。ヤクザ風ルックスは意見の分かれるところだが、そこは長年のサルサ・ミュージック界のスターとあって、他のラテンアーティストとは一味違うところを見せてくれた。どうでもいい事だが郷ひろみが「Livin' La Vida Loca」、西条秀樹が「Bailamos」をカバーして次を期待してたら、野口五郎が「Smooth」をカバー。やっぱ野口五郎では「I Need To Know」はキツかったか・・・。




 

To ALL the 90's artists & music i didn't get to mention, i'm sorry.
I love all of y'all.

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