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SATURDAY NIGHT
(1997, Illtown/Motown) |
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K-Geeと共にヒップホップ・ソウル的アプローチをとったデビュー作でも兆しはあったが、自分達でソングライティングを行い、プロデュースにも参加して音造りへの関与の度合いが深まった本作を聴くとZhaneをニュー・クラシック・ソウルの先駆と捉えるのも的外れではなさそうだ。自らの意見を大幅に反映させたことによって出来たアルバムはよりジャジーに洗練された仕上がり。ここで聴けるReneeの書いた曲はループを使ったアップ系、Jeanの絡むナンバーはじっくりと聴かせるタイプ、と分けられるのもレゲエ他幅広く音楽を聴き親しんできたというRenee、ジャズが好きだというJean、というそれぞれタイプの異なる二人の個性が顕著に出たもの。9のように原曲と全くイメージを変え、詩情豊かに仕上げてアルバム中に違和感なく収めるというアレンジセンスもよい。アルバム全体を見渡せば、バラードが多いためか落ち着いた印象が強く、雰囲気は極上。個人的には次作で17のようなアップ系に力を入れてくれればさらに言うことはなし。(信沢)
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彼女たちが放った94年の「Hey Mr.D.J.」のヒットは強烈だった。ちょうどあの頃の渋谷界隈のジャズものの盛り上がりもあって、あの年のテーマ曲の一つといった感じで方々で非常に頻繁に耳にした。僕もイベントでDJをやったときには使わせてもらったし。その後実現した来日公演の素晴しさも相まって、非常に期待の高まっていた中約3年ぶりという比較的長いインターバルをおいて発表されたのがこのアルバム。冒頭を飾るファーストシングルの「Request Line」、続くアルバムタイトル曲の2曲は「Hey Mr.D.J.」路線を忠実に継承し、おいおいと思わず突っ込みを入れたくなってしまうが、その後は70年代を思わせる非常に良質なR&Bを展開。やはり“New Classic Soul”な人達なのである、彼女たちも。しかもHip Hopな感覚も兼ね備えているという。彼女たちの才能も、質の高い作品を作り続けることのできる技量も充分に示されたアルバム。あとはもうちょっとの冒険、実験が欲しい、っていうのは贅沢かな。でも彼女たちだったらどうしても要求するレベルが高くなっちゃうよね。(八亀)
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