
|
南部のいちローカル・ラップ・レーベルだったC-Locが、マスターP率いるNo Limitと提携し、Pがプロデュースに乗り込んだ。これが、その提携後のC-Loc発第1弾。P軍団が大挙して乗り込んでいるので、全体に猥雑でえーかげんな空気が漂う。しかしどうもこのヤング・ブリードって奴はもともとはそういうタイプの奴じゃないみたいで、P軍団が参加していない曲は妙にクールで独特の雰囲気を醸し出している。これが、非常に良いのだ。西海岸発のGラップは少しづつ変化を遂げながら南部にも定着し、R&Bやブルーズを生み育ててきた土地ならではの味わいも加わった。曲によっては全盛期のDr.ドレの作品と並べられるぐらい、質が高い。
もちろん(?)そういう側面にはマスターPは貢献していない。いつもの彼の作品とぜーんぜん音が違うんだもん、彼以外の人が手掛けてることは明らか。しかし、これが全米チャートでトップ10に初登場したのは紛れもなくPの力。お陰で日本の我々もヤング・ブリードの存在を知り、こうして音を聴くことができたんだから良しとすべきでしょう。(しんかい)
|