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アイラとジョージアの2人(夫婦)を中心にニュージャージー州ホボーケンで活動するこのグループは今やアメリカ・インディーズの良心みたいな存在である。オリジナルとしては7枚目となる本作はそんな彼等の最高傑作といえる力作に仕上がった。彼等のサウンド・スタイルは一言でいえばヴェルヴェッツ・チルドレンということになるだろうが、この一聴穏やかでシンプルな音の中からじんわりと毒をにじみださせるあたりは、もはや本家の域にまで達しているといってもいいくらいだ。ステレオラブに通じるようなムーグを駆使したサイケ・サウンド、そして彼等の曲をカヴァーしているティーンエイジ・ファンクラブにも共通する柔らかなポップセンス、またフォークやカントリーといったルーツへの敬愛、そんな彼等の持ち味が巧みに組み合わされ、リラックスして身をまかせれば眠りに落ちる一歩手前のような心地よい陶酔感を味あわせてくれる。特にはかなげなヴォーカルが鼓膜を包みこむラスト曲は絶品。(野坂)
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