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INSIDE OUT
(2001, MCA Nashville) |
| 化粧品モデルもこなす美人実力派カントリー歌手としてデビューしてから早10年。カントリーシーンは変わっても(そして本人の体格がずいぶん巨漢チックに変わっても)ずっと第一線で活躍してきたトリイヤの第6作目となるアルバム。本人も一番自然な歌声が出せたアルバムと言っているように、リラックスした雰囲気の感じられる仕上がりとなった。オープニングの「Love Alone」は広がる風景が目に浮かんでくるような爽やかでスケールのある楽曲。タイトルトラックの「Inside Out」はブライアン・アダムスの曲で、ドン・ヘンリーとのデュエットでトリイヤの暖かみのある声とドン・ヘンリーの味わい深いハスキーヴォイスが溶け合い、ファンならきっと満足のいく出来映え。「Se v en Year Ache」ではロザンナ・キャッシュとの掛け合いも軽妙で息の合ったところを見せてくれる。「Harmless Heart」では包み込むような歌唱が心に染みる歌詞とあいまってほっとさせられる。「Love Me or〜」はヴァース部分が適度なアクセントになっていて手堅いつくり。円熟した歌声にはますます磨きがかかり、この作品も安心して最後まで聴ける。大らかな気持ちになれて幸せ感が残るこの作品、やたら癒されたがりの日本人音楽リスナーにもおすすめ。(中村)
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(SONGBOOK) A COLLECTION OF HITS
(1997, MCA Nashville) |
| 恐らく日本で唯一オリジナルアルバムがリアルタイムで発売されるカントリーシンガー、トリーシャ・イヤウッドのベストアルバム。彼女の代表的な(カントリーチャートでの)ヒット曲が数多く収録されている。彼女の音楽が日本でもFMを中心に人気があるのは、そのスムースな音楽性から。このアルバムでも「The Song Remembers When」や「The Woman Before Me」といった“如何にもJ-WAVE風”なヒット曲を聴くことができるが、できればもっと気をつけて聴いて欲しいのは「She's In Love With The Boy」や言葉の選び方が面白い「XXX's And OOO's」などの初期の軽快なナンバー。彼女の登場によってこれまでカントリーに見向きもしなかった若いリスナーがレコード屋に殺到したというのも頷ける良さがある。しかし最近の若手女性カントリーと、日本の女性シンガーソングライターって歌ってる内容がなんとなく共通するものが多いような気がしませんか?日常生活を題材としたり、恋愛観なんかも似てるような気が。今後の研究課題かな?(八亀)
アルバムの細かい紹介は八亀さんにお任せして、私は1曲にこだわってみたい。8曲目の『Down On My Knees』。92年発売のセカンドアルバム「Hearts In Armor」からの第4弾シングルでカントリーチャート最高位12位。今回のベスト収録曲の中では新曲も含めて(!!)最も最高位が低い。しかし、彼女はこの曲をリストに加えることに決めた。「『She's In Love With The Boy』(#1)みたいに入れるべきってはっきりしてる曲もあれば、『Down On My Knees』みたいに私が入れるって決めた曲もあるわ。あの曲はチャートでは12位だったけど、たとえNo.1にならなくてもキャリア上重要な曲の1つだから」Beth Nielson Chapmanのペンによる、カントリーとしては異種格闘技とも言うべきこの歌を情感たっぷりのヴォーカルで歌いきるのを聴いて、私は彼女がカントリーの枠に収まりきらないスターになると当時直感した。それから5年、直感は現実となったのだ。上記したように新曲もすべてカントリーチャートヒットとなったので、ますます豪華なベスト盤になった。さらにさらに、日本盤は5曲プラスのうち3曲がチャートヒットでチョーお得です。必聴!(寺本)
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