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元WaterboysのKarl Wallingerによるプロジェクト、その通算4作目である。本作では殆どの楽器を彼自らプレイしており、前作までのバンド形態からついにWallingerの実質的なソロ作となった印象が強い。British Beatグループの伝統が感じられるシンプルでストレートなロックの他、アメリカ南部産ロックを連想させる力強い曲もあり、彼の音楽嗜好が色濃く反映された作品だ。ここでWallingerは新しいことを追い求めているわけでもなければ、音楽的に難解なことをしているわけでもない。また、社会に直接的なメッセージを発しているわけでもない。そういう意味では面白味に欠ける作品に映るかもしれない。しかし、自己の表現意欲を満たすために愚直なまでに信念を貫くWallingerの前ではそんな議論は無意味だろう。あくまでマイペースを守るという、時代を超越した音楽姿勢を感じずにいられないのだ。結局、1st以来10年以上たった現在でも彼のイメージはずっと変わらない、我が道を行く、この言葉が似合う人だ。(信沢)
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