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Winansファミリーから新たなヴォーカリストがデビュー。紛らわ
しいがこのMarioは全くの新人である。幼い頃からゴスペルに親しんできたらしい
が、ここで披露されるのはメロウなR&B。これがまた新人らしからぬ落ち着き
・ったメロウぶりで驚く。プロフィールを聞けばそれもそのはず、Marioは音楽関
W者の知己を得られる恵まれた家庭環境からDalas
Austinに存在を知られ、その下で裏方として数々の録音経験を積んでいる。ポッ
g出の新人には真似のできないキャリアによって形成されたものか、あるいは天性
のものか、どちらにしてもこのメロウさは最近のR&B系アーティストの中では抜き
んでていることは間違いない。Marioが登場した90年代後半のR&Bシーンでは、自
ェで曲を書いて歌えばニュークラシックソウルという認識が広がり判で押したよう
なステレオタイプの自作自演アーティストが次々と登場している。本来の個性が
ウ個性となりつつある現在、シンプルにただ「枯れた」味わいを全面に出してきた
のは極めて貴重キャラクターである。(信沢)
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