MICHELLE WILLIAMS

HEART TO YOURS (2002, Columbia)
ここでこのアルバムが買えます  デスチャからの最初にソロでアルバムデビューを飾ったのは、現メンバーでは最後に加入した、そしていちばん地味なミッシェルだった。2002年は各メンバーともソロ活動に費やした1年だったが、その活動がまた彼女たち3人の絶妙なバランスを如実に反映していて面白い。  ミッシェルはもちろん立場的に“主役”となることは許されない。だからこうして地味でオーソドックスで良い子ちゃんなゴスペル・アルバムを出した。デスチャ初のソロ、というだけで注目されるという特典を与える代わり、いちばん地味で損な役目を押し付けられた格好だ。続いたのはケリー。ソロデビューに先駆けてネリーの「Dilemma」に客演したのは良かったが、これが特大ヒットになってビヨンセが霞んでしまい、しかもプライベートでまでケリーがネリーにお近付きになってしまった。「オースティン・パワーズ」のヒロインの座を射止めたものの、音楽活動ではケリーに水を開けられたビヨンセは一発逆転の超大技が必要になった。ネリーを上回る大物をつかまえるしかない。ということでジェイZの新曲に客演→つきあい始めた。  少しハスキーなミッチェルの歌声は、それなりに聴き応えがある。が、曲があまり良くないし、プロダクションも決して質は高くない。まあ、それもそのはず。このアルバムは、“売れてはいけない”ように作ってあるのだから。(しんかい)


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