| WORLD OF OUR OWN
(2002, RCA) |
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アイドル層の厚いUKではボーイズグループは常に需要があるようで。しかもイースト17 、FIVEといったエッジの効いたグループが存在しても、結局一番人気はテイク・ザットやボーイゾーンといったスタンダードなバラードを生真面目に歌える少年たち。そのナンバー1の王座へ今どっかりと腰を落ち着けているのがこのウエストライフ。デビュー以来のぶっちぎりの人気を保ったまま届けられたサードアルバムが本作。これまたいつもどおり目をうるうるさせて女の子が聞き入っちゃうような甘めナンバー満載。もうお家芸なコーラスで盛り上げていくファーストシングル「Queen Of My Heart」はまさにファンが求めるウエライ曲の典型なのだろう。しかしメンバー自作の曲が増えた本作では「Bop Bop Baby」「When You Come Around」などいくぶんアップテンポなナンバーが多めになってきた。それから以前はエクストリームにビリー・ジョエルと大味なカバー曲をとりあげていたが、今回選ばれたのは何とサラマクの「Angel」。ファンの期待を裏切らない範囲で成長ぶりを見せている。今年は連続1位記録も途切れたし、ライバルBLUE (って、FIVE解散後の空席にすっぽり収ったような位置づけだけど)やギャレス、ウィルなどのポップスターズ出身組も登場したし、ブライアンは浮気騒動をやり過ごしてもうすぐ2児の父親になるし、これでウエライ天下も終わりと思っていたらまたも最新曲「Unbreakable」(ベスト盤からのカット)は初登場1位。全米再進出の計画も進んでいるようで、まだまだ息の長いところを見せている。(中村)
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COAST TO COAST
(2000, RCA) |
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ボーイゾーンのローナン・キーティングがマネジメントを行っているのが話題でデビューしたアイルランド版バックストリート・ボーイズの2作目。既にローナンははずされたようだが一人立ちしていく姿勢が随所に見られる。前作よりも音作りはシャープになり、世界進出を狙うような勢い。イギリスではデビュー以来7曲連続1位を獲得するなど、既に安定した人気を誇っている。聴きものは前作における「Seasons In The Sun」に続くカバー、フィル・コリンズの大ヒット曲「Against All Odds」、今やインシンク、98ディグリーズ等ボーイズ・グループ食いのマライア・キャリーとの共演。この曲は確かに悪くはないが、実は他の曲の出来が素晴らしい。中でもオープニングを飾る「My Love」。この曲の全英1位を獲得しているが、澄み切った青空にどこか物悲しさを合わせたようになんともナイーヴでメロディアス。『別れても君の事を想う。いつか君に逢える場所を探しつづけ(アルバム・タイトルに通じる言い回しcoast to coastが使われる)、叶えられることを夢見て』とセンチメンタルに歌い上げる。95年のマイケル・ラーンズ・トゥ・ロックの「That's Why (You Go Away)」に通じる切なさが印象的で、個人的にもmeantime non Top 40 of 2000のベスト・ナンバーに選んでいる。ただ、彼らもミディアム&バラードで終始しているのでアルバム全体としてはインパクトに欠ける部分も。ただ、アップ・テンポを入れないところに彼らのオリジナリティがあるのだから一長一短というところか。(小松) |