KEITH WASHINGTON

KW (1998, Silas/MCA)


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 かつてQuestからデビューしたWashingtonの実に5年振りとなるアルバムである。この長いインターヴァルが意味するものは不明だが,何か期するところがあったのだろう,本作からレーベルを移籍,心機一転を図ろうという意思がまずは形として提示されている。製作面では収録曲の多くでFred Jerkins IIIと共にペンを振るい,一部のトラックではプロデュースにも参加,と意欲的な姿勢が明快だ。冒頭に登場するのは,JBネタ使いのトラックに合わせたかコブシの効いたファンキーなボーカル。トラック毎にボーカルのタッチを微妙に変えるという技を駆使しているのがよくわかるのが,(2)のファンキー調から(3)のR.Kellyタイプのミディアムスローバラードの流れでボーカルの印象の変化ぶりには感心させられる。Marvin Gayeのカヴァー(7)はMarvinというよりもSmokeyなのがご愛嬌だが,これはハードルの高いMarvin Gayeを選ぶチャレンジスピリットを評価したい。長いブランクも無駄にはしなかった,というボーカリストとしての成長が実感できるアルバムである。(信沢)


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