VARIOUS ARTISTS

LYRICIST LOUNGE VOL. 2 (2000, Rawkus)


ここでこのアルバムが買えます
 1991年、NYはマンハッタンで、二人の若者が、小さなスタジオを借りて、それまで路上のブロック・パーティが主な活動の場だった無名のラッパーたちを集め、ラップのパーティを開き、そのイベントをリリシスト・ラウンジと名付けた。そこはたちまちのうちにラッパーの登竜門となり、NY市警とのイザコザを乗り越えつつ、絶え間なく場所を移動しながら、その規模を拡大していった。レコード会社にとっても、この催しは新人発掘のまたとない場であり、そういったメジャーの動きは、例えばSOURCE誌の“Unsigned Hype”というコラムのような形で表れた。ここをステップに有名になったラッパーには、ノトーリアスBIG、パフ・ダディ、モブ・ディープ、モス・デフ、フォクシー・ブラウン、そしてエミネムなどがいる。現在、リリシスト・ラウンジはMTVでレギュラー番組として放映されるまでになり、無名のラッパーの発掘に勤しんでいる。このアルバムは、98年に出された2枚組の“Volume 1”の続編に当たる。内容はライヴのミックスCDというわけではなく、新たに録音したトラックが殆どで、冒頭の93年録音のビギーとラストのQ-Tipだけがラウンジでのライヴ。メンツはモス・デフ、ゴーストフェイス・キラー、エリック・サーモン、クール・G・ラップ、プロディジー、ビッグ・Lなど。地元ということからか、なぜかメイシー・グレイも入っている。総じてトラックに派手さがないので、いささかとっつきにくいかも知れないが、どれもラップに力があるので、聞き込むほどに味が出てくる。硬派ラップのオムニバスとして聞いてもおもしろい。(Yaz)



copyright(c) by meantime 2001 all rights reserved.
無断転載を禁じます。