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有名アーティストの有名アルバムをいろんなアーティストが曲順そのままそっくり再現してしまうという企画は、あのキャロル・キングの「つづれ織り」を再現した『Tapestry Revisited』があったが、こういう企画はファン心理を強烈にくすぐって楽しいもんだ。顔ぶれの妙を楽しむのも一興だが、そういったアーティストたちがどういう風に原曲を料理しているか、というのも興味の集まるところだ。メジャーコード進行の原曲をマイナー調に変貌させたマッチボックス20の『Never Going Back Again』、弦楽四重奏風のダンカン・シークの『Songbird』、ビートをごっそり抜き去って自分の音世界を構築したジュエルの『You Make Loving Fun』など原曲を見事に消化しきったバージョンも楽しいし、エルトンの『Don't Stop』やコアーズの『Dreams』など原曲の雰囲気に忠実なカバーにも思わず引き込まれてしまう。所詮はミーハー的な視点から聴くことがこの手のアルバムを楽しむ最大のポイントだろう。しかしギターソロのフレーズまでまんまコピーしてしまったクランベリーズの『Go You Own Way』には思わず大爆笑&大拍手。(阿多)
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