UGK

DIRTY MONEY (2001, Jive)
ここでこのアルバムが買えます  テキサス出身のピンプCとバンB、二人合わせてUGK(Undergrond Kingz)。これが4作目。米南部以外ではよほどコアなリスナーの間でしかマトモに聴かれていないだろうが、南部では圧倒的な支持を得ていて、本作も初登場18位と、門外漢には理解不能な人気の高さを見せつけた。これまでの3作も、そのスジのリスナーの間ではほとんど無条件で賞賛される傑作として名高い。
 プロデュースはピンプCと、N.O.ジョー(スカーフェイスやアイス・キューブを手掛けた経験有)が大半を手掛ける。エイトボール&MJG、スリー6マフィア、トゥ・ショートなどそのスジの豪華ゲストを迎えているものの、見事なまでに空気は変わらない。南部独特のユルさを漂わせながら、実は案外タイト、という独特のスタイル。DJポールとジューシーJを迎えながらもまったく動じずにUGK流のスタイルでやらせてるところは天晴だ(一生懸命合わせてるスリー6の二人が健気で笑える)。でもそれって、UGKがそれなりにリスペクトされる存在なのだということの証明だろう。
 実は本作は過去3作に比べるとちょっとキレがなく、実際、ファンの間でも評判はやや落ちる。それでもこれだけの水準なのだと逆説的に彼らの凄さを強調することはできるが、初めてUGKに接するのなら前作「Ridin' Dirty」あたりから入るといいだろう。既にUGKを聴いたことがあって、気に入ったという人なら、今回も買っておいて間違いない。(しんかい)


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