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SOUTHERN HUMMINGBIRD (2002, The Gold Mind/Elektra)
ここでこのアルバムが買えます  才女ミッシー・エリオットの所有するレーベルThe Gold Mindから一人の女性ボーカリストがデビューした。名前はトゥイート。スペルはtweetでこれは「(鳥などが)さえずる」という意味。彼女のボーカルスタイルをこれ以上なく端的に表した素晴らしいアーティスト名だと思う。アルバム名もその点を汲んでいて(Hummingbird)、さらに彼女がアトランタ出身(Southern)であることもこの名前の由来となっている。ところで、彼女はデビュー目前までいってアルバムお蔵入り&契約破棄をくらった苦労人。もともと彼女とミッシーは大の親友で、どん底の彼女を救ったのも他ではないミッシーだった。彼女の大ヒットアルバム『Miss E...So Addictive』に数曲バックボーカルで参加した後、翌2002年ティンバランドとミッシーの強力なバックアップの下シングル「Oops (Oh My)」でデビューし、同曲がクラブを中心に大ヒット。そしてこのアルバムの発売になった。実はアルバムを聴いてもらうとわかるが、先行シングル「Oops」と次のシングル「Call Me」だけが全15曲中毛色が違う。この2曲はティンバランドの手による楽曲(アルバムにはもう1曲彼の手による80年代ディスコ調の曲が収録されている)で、2002年の1つの流行となった中近東・東洋系サウンドという変化球。残る大半を占めるのは彼女のやすらぎのボーカルがあくまで主役の心地よいミディアム〜スローナンバーばかりだ。単曲で取り出す聴き方はこの作品にはふさわしくない。流れの中で聴いて収録されている個々の楽曲の心地よさ、素晴らしさを堪能してほしい。そして何回も何回も繰り返しCDプレーヤに乗せ、1曲目から再生し必ず飛ばすことなく最後まで聴いてほしい。これだけ独自の空気を持った味のあるボーカリストなんて年に1人出てくるか出てこないかなんだから。(はまべ)


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