TRUTH HURTS

TRUTHFULLY SPEAKING (2002, Aftermath/Interscope)
ここでこのアルバムが買えます  Dr.ドレのアフターマスから、DJクイック制作による衝撃的なトラック「Addictive」でデビューしたシャーリー・ワトソンa.k.a.トゥルース・ハーツ。アルバムにはそのドレやクイックをはじめ、ティンバランドやオーガナイズド・ノイズも参加するという豪華な布陣で、予想通り凝ったトラックが並ぶ。こう書くとアリーヤや最近だとトゥイートと比較する人もいるだろう。しかし彼女の力強い野性的なヴォーカルは、ソフト路線な最近のトレンドとはずいぶん違う。「Addictive」ではそんな彼女の強さが強烈なトラックと真っ向勝負を挑んでいるような緊張感が伝わってきたが(実際、クイックは彼女に会うまでトラックを持て余していたとか)、他の曲ではどうもヴォーカルとトラックとのちぐはぐ感が目立つ。むしろ相性が良いのは、相変わらずの美メロを聴かせるR.ケリー制作・共演の「The Truth」や、軽いノリのソウル〜ファンク路線なもうひとつのクイック制作曲「I'm Not Really Lookin'」、あるいはハイテックによるシンプルな「Hollywood」など、ちょっと力を抜いた感じのもの。シングルの成功はひとまず忘れて、もう少しヴォーカルを生かす工夫をした方がいいんじゃないかな。逸材に違いはないんだから。(松本)


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