TOTO

TOTO XX: 1977-1997 (1998, Sony)



 20枚めのアルバムではなく、結成20周年を意味するXX。乱暴に言えば、アウトテイク、未発表ライブ、シングルB面曲などの寄せ集めで、人気の根強い日本のみでの発売かもしれないが、知らない人が聞いたらそんな埃っぽい企画アルバムとは思えない完成度の高い新曲揃い。8年前のベスト盤に収録の4曲の新曲より、遥かにいい。初代ボーカリスト、B.Kimballによる新曲が4曲もはいって、TOTOが一番輝いていた時代を彷彿とさせてくれる。Bozでヒットした「Miss Sun」のD.Paich Vocal Versionも聞き物。何と、アマチュア時代にこの曲のデモテープでコロムビアと契約したらしいが、こんな完成度の高い曲をもってこられたら契約するしかない。既に光を放てる原石という感じ。年代やボーカルがバラバラに並んでいるのを、バラエティに富んだとみるか、やや統一感に欠けるとみるかは、人により評価がわかれそうだが。ライブ曲も、個人的には、より完成度の高い既発表スタジオテイクに軍配があがる。南アフリカで、現地人のコーラスやパーカッションを加えた「Africa」というのも、確かに味はあるが。(窪田)


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