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ご存知元トーキング・ヘッズのティナ・ウェイマス/クリス・フランツ夫妻によるグループ、トムトム・クラブの5枚目にあたる(そんなに出してたんだねえ)9年振りのアルバム。これもご存知の通
りデビューアルバムは1981年当時の白人アーティスト達の雪崩を打つようなファンクへの傾倒に全く異なる切り口からアプローチし、その独創性とドリーミーなファンクサウンドでグランド・マスター・フラッシュらを初めとする時のヒップホップ・アーティストにも多大な影響を与えた傑作だった。そんな当時のイメージでこの新作を聴くからいけない、ということは百も承知なんだけど、やっぱり比べてしまうのよね。で、「Time
To Bounce」「Who Feelin' It」の冒頭2曲はティナのカマトト・ボーカルとドリーミー・ファンク・サウンドが悶絶の出来で「おお」と期待するんだけど、何となく後半に行くに従ってだれてしまうのが悲しい。いやいや誤解しないで。リー“スクラッチ”ペリーの雰囲気たっぷりなカバーやあっと驚くドナ・サマーのカバー、スカコアを通
過したような「She's Dangerous」、お得意のダブ攻撃など、さながらファンクの百貨店的な盛り沢山さで、他のアーティストの作品だったら「凄い」と言えてしまうのだけど。無性にファーストが聴きたくなってしまった、というのは失礼すぎるかしら。(阿多)
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