TOAD THE WET SPROCKET

COIL (1997, Columbia)

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 派手な話題になることはなくても、コンスタントに良質の作品を作り続けているバンド、そんな彼等に対するイメージを裏切らない、いいアルバムである。オルタナティヴでもなければメインストリームでもない、このオーソドックスな音楽性のせいでかなり損をしていると思うが、どこにもよりかかることなく、アルバム1枚聴かせる曲が書けるというのは凄い才能だと思うし、どこまでも誠実に音楽に向き合う姿勢が感じられるのが最高だ。本作もとりたてて新しいことをしているわけではないが、若手というイメージがある彼等ももう十年選手、アルバムの作りも堂にいったものだ。ハードに疾走するエレクトリック・ギターにアコースティックなサウンドをからめながら曲ごとに微妙な色合いを変えてゆく、流れるような構成は見事。1曲ごとにドラマを感じさせる深みのあるソングライティングも高品質。誰にでも安心して薦められるアメリカン・ロックの好作。ホント、もっと高く評価されるべきだと思う。(野坂)



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