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彼等には朴訥なギターバンドという印象があった。2枚目以降良質な作品をリリースしていながらセールス的にパッとしなかったのもそのオーソドックスなスタイルがいま一つ地味な印象だったからだろう。しかしこの4枚目のアルバムはかなり趣が違う。前作でもアル・グリーンの「TIRED OF BEING ALONE」のカヴァーをしていたのだが、本作ではアルバム全体にソウル/R&Bの影響が強く押し出されているのだ。グラスゴー出身のバンドにはなぜか黒人音楽が好きな人達が多いのだが、ここまであからさまにその愛情を示した作品も珍しい。「SEXUAL HEALING」のフレーズを歌いこんだファースト・シングルの「SAY WHAT YOU WANT」や往年のモータウン・サウンドを意識したまるでシュプリームスのような「BLACK EYED BOY」など耳にべとつかない爽やかでそして軽やかなライト感覚のソウルとシャーリーンの柔らかなヴォーカルの組み合わせは絶妙。それも昔の音の再生産というわけではなく、トリップ・ホップ・テイストなど現代的感覚をも盛り込んでいるのも聴きどころだ。初登場1位も納得の見事なポップ・アルバム。(野坂)
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