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ONE MAN
(2002, Blackground / Universal) |

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ミルウォーキー出身のソウル・シンガー、タンクの2枚目。そのちょっと硬派な風貌とムキムキの肉体美(今回はファーストの反省からか上半身裸のショットはない)からデビュー当時から女性R&Bファンの人気を集めたタンク、今回の2作目では何か新しい手を繰り出してくるかな、と思って聴いたがここに繰り広げられるのは彼のソフトタッチの歌声とそれをサポートするようなそつなくまとめられた楽曲群だ。でも何か違うなあ。彼の歌声を聴いていると、端々に「ううう俺はもっと吠えたいぞ」みたいな気配を感じてしまうだが、アルバム全体はどれもスムーズな中庸バラード(「Unpredictable」みたいなおっ、と思う曲もたまにあるが)かヒップホップ・テーストを一応入れてみました的なややありきたりの曲で埋め尽くされていて、聴いていてもちょっとフラストレーションが溜まってしまう。この程度の曲を揃えたこの程度の歌唱のR&Bアルバムならはっきりいって掃いて捨てるほどある訳だし、いい加減ちょっと他をぐっと抜き去る作品作りとパフォーマンスをキメないと先行きやばいんじゃないの。クレジットを見たら「Unpredictable」他1曲をプレイヤのスタティックが書いている以外は全曲自作自演。自作曲はいまいちで他人の曲が映えるというのなら、いっそ自作にこだわらず、楽曲の表現者になりきるというのも手では。ただしもう少し迫力のある表現力が必要だけどね。(阿多)
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FORCE OF NATURE
(2001, Blackground/Virgin) |

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アルバムが出た当時、シングルが大ヒットになっていたわけではないし、アリーヤ人脈のサポートを受けてのデビューとは言え、デビュー前から特に評判になっていたわけでもないし、大物ががっちりバックアップしてるというわけではない。なんで、あんなに売れたんだろう。デビュー作がいきなり7位初登場。同じ週に初登場したクラプトンの新作に、数千枚しか差をつけられなかった。
ムキムキの肉体を誇示するジャケ。うつむいた顔はちょっとデンゼル・ワシントンあたりを想わせる。ブックレット内の写真では名前にちなんで戦車を背景に写ったりしてるが、みんな意味なく上半身裸だ。しかし、その歌声も同じぐらい力強いかというと、そんなこともない。どちらかと言えば線は細く、最近のR&Bシンガーの中で際立って目立つ特徴はない。これでNo Limitからのデビューだったりするとかなり笑えるのだが、極めて正統派でギャグっぽさは全くない。同時期にデビュー〜ブレイクしたインディア・アリーやサンシャイン・アンダーソンといった女性シンガーたちに比べると明らかに華がないし、才能も感じられない。
発売直後から、これがこんなに売れたのはずっと不思議だったが、実際に聴いてみてからもその疑問は払拭されない。やっぱこのジャケについふらふらっと吸い寄せられてしまった女性とゲイに支持されてるだけ?(しんかい)
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