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STEAL THIS ALBUM!
(2002,American / Columbia) |

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全米No.1アルバムにしてメディアからも高い評価を勝ち取った前作「Toxicity」。本作はその姉妹編というか前作のアウトテイク集となる。タイトルの由来は、すでにネット上で音源が流出していたことからきており、アルバムもジャケットなしでケースとCDのみ、盤面もCD-Rのように白地にフェルトペンでタイトルをなぐり書きしたようなデザインとなっている(別デザインも売ってるけど、ぜひこっちの方を買いましょう)。内容は『Toxicity』に準じるもので、バタバタと落ち着かない速い曲調にコミカルなヴォーカルとヒネたメロディが乗るというもの。変わり映えしないといえばそうだし、期待通りといえばそう。ある意味企画盤だし、『Toxicity』を持ってる人が全てこのアルバムを買うかというと多分違うだろう。それでもシングル「Innervisions」がヒットしたりと、まずまずの成功作となった。これはあくまでも中継ぎとしての役目であり、次のアルバムには、より高い次元のサウンドを期待したい。(松本)
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TOXICITY
(2001, American) |

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うわ、やばっ、これ。一応ジャンル分けすればヘヴィロックに属するが、その格好良さのセンスが、今までのバンドとかなり違う。サウンド的にはパンクの影響も強く、一方ではがんがん転調しまくる曲展開はプログレやヘヴィメタルを想わせる。そして何よりも個性的なのは二人のボーカルだ。サージ・タンキヤン(メイン・ボーカル)のサポートとしてギタリストのダロン・マラキアンもかなりボーカルを取るが、この二人が揃って声が甲高く、線が細い。それで「ばかばかばかばかばかばかばかばか!」などと叫びまくったり、「あーーっ!」とシャウトするところまで律儀にハモってたりとか。メンバー全員アルメニア系移民らしい。それがどれほどこの音楽性に影響しているかわからないけど、他のアメリカのバンドは誰も持っていない独特のセンスを、彼らが持っていることだけは確かだ。
14曲中、4分を越えるのは1曲だけで、2分未満の曲も3曲ある(スキットではなく、ちゃんとした曲)。激しく曲のテンポを変え、叫びまくり、高速で疾走する怒濤の44分。そのインパクトは凄まじいが、特筆すべきは、インパクト一発勝負では決してなく、楽曲の完成度が異様なまでに高いこと。これほど1曲1 曲の個性がはっきりし、それぞれが簡潔に無駄なくまとめられ、超ハイテンションが封じ込められている作品には、そう滅多にお目にかかれるものではない。もう少し時間が経ってから改めて評価したいが、ガンズの「Appetite For Destruction」並の歴史的超重要作であると評しておきたい。(しんかい)
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