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イエスみたいなヴォーカルに、ツェッペリンを思わせる大胆な構成、そして思わず泣きを誘う情緒的なメロディ・ライン。時代が時代ならプログレ・ハードとでも呼びたくなるほどなんだけど、なぜか日本ではエモコアとかいう変な呼び方されて、マニア向け商品にされてしまってる。まあアメリカでも支持母体はCMJあたりだから似たようなものか。確かにハードロックのようなマッチョさは皆無だし、プログレのような説教臭さもない。でもハードロックやプログレ好きな人でさえ唸らせるパワーとクオリティがこのアルバムにはあるし、ロック雑誌オタクだけにこのバンドを独占させるのは勿体無い。ちょっとクセのあるヴォーカルも最初は違和感があるけど、アルバムを聴いていくうちにそのスタイルにどんどん引きずり込まれていくし、構成力とテンションの高さにつられて、ついついアルバム1枚聴きとおしてしまう。あえてこのバンドのバイオは紹介しないけど、それは70年代のアリーナ・ロックが好きだったけど今の音楽はほとんど聴かない人、アメリカの音楽は雑で大味だと偏見を持ってイギリスの3流バンドで満足しているような人に、このアルバムを聴いてほしいから。(松本)
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