SUGAR RAY

IN THE PURSUIT OF LEISURE (2003, Atlantic)



 最初はメタルバンドのような感じで出てきたのが「Fly」の大ヒットによりモダンロック路線を強いられ、それが功を奏しコンスタントにヒットを飛ばし、日本でも人気の高いバンドになりました。本作の第一弾シングル「Mr. bartender」はまたまた路線変更でして、何故これを1stシングルにするか理解に苦しみます。ダウナーなボーカルラインからラガマフィンに入っていく変なこの曲。おかげさまで、Albumまでもが大コケの様相であります。2001年9月に来日予定だったのが、納得せざるを得ない状況で中止。フジロック03’では今年の目玉的なバンドという扱いがされずプロモーションも少なかった気がする。(ライブはライブレビューで読んでね)来年あたりには、Sugar Rayって解散したんだっけ?とか言われてそう。かく言う私も、なんて地味な曲をシングルにしたんだ、と思った口です。しかし一緒に歌ってみるとわかるのですが、ものすごく凝った事をやっていながら持ち前のPOPさは失っていない名曲です。バーテンダーの合いの手はシングルヒットしてれば馬鹿受けだったはずなのに残念。アルバムにはセンスがきらりと光るPop Rockも多いし、恒例のカバーはJoe Jacksonと、アルバムは今までの彼らの路線です。自分がレコード会社の社長だったらシングルにしたい曲テンコ盛りのこのアルバム。インターネットでシングルをダウンロードして音楽聴く人にはわからない良さがありますよ。特に10曲目〜12曲目の流れの完成度の高さは、埋もれていくにはもったいないので、是非Singleにして欲しい。「Answer The Phone」「Falls Apart」等第二段シングル以降に名曲が多いので、敗者復活戦に期待しましょう。それにしても過去あれだけ売れたにもかかわらず、今一大物感が漂わないのはなんでなの?(mz)
SUGAR RAY (2001, Lava/Atlantic)



 おお何だ何だ、シュガーレイの新譜かあ。こいつらのアルバムって、いつもシングルヒットした曲はバカにポップでレイドバックしてていい曲なんだけどアルバム聴くといきなりヘヴィメタみたいなゴリゴリの曲とかが結構主流だったりして結構調子狂っちゃうんだよなあ。今回はシングルも今までの焼き直し臭い感じだしイマイチかなあ(とCDをかける)。おっ、いきなり何だこれ、まるでカーズじゃん。これなかなかいいなあ、初めてだよ、シュガーレイのアルバムでシングル以外でビビッと来たの。ふーん。おおおお、この3曲目これもビビッと来たよ。いきなり歌詞が「I always remember Run DMC」なんて泣かせるじゃん。サビんとこの「Do you remember the summer 〜」ってとこなんか夏の野外のライヴで観客全員で大合唱出来そうだし。いわゆる夏のアンセムって奴だな。しかしどの曲もこの曲も今回はえらく粒が揃ってるなあ。それでもって肩に全然力が入ってなくてグルーヴが自然なのがいいよな。おお、この「Ours」なんて胸キュンメロディで泣かせるし、うーんこりゃ充実作だ。やっぱアーティストが自分の名前をアルバムタイトルにする時ってのは気合い入ってるっていうしな。こりゃこいつらの最高傑作だよなあ。いやホントに冗談抜きで。(大高英慈のニセモノ)
FLOORED (1997, Lava/Atlantic)



 メンバーにDJがいるという、ヒップホップが一般化している90年代でも非常に珍しいロックバンドによる2作目のアルバム。ミクスチャーロックと呼べるようなタイプのトラックがアルバムの大半を占めている。そのミクスチャー路線の最たる例がラジオステーションやMTVで高いエアプレイ率を記録した4。ラガMC、Super Catをフィーチャーしたこのトラックはラテン/トロピカルタッチのギターにレイドバックしたビートが絡むという魅力的なものでこれ1曲でアルバムの購入を決意したリスナーも多いはず。しかし、本作にはこうしたレゲエ寄りのミクスチャーロックは他に収録されていない。DJがいるだけにスクラッチが挿入されたていたり、ループらしいパートがあったりするが、殆どのトラックはミクスチャーではあるもののハードロックの派生種としてのそれである。ヒップホップを取り入れた、Red Hot Chill PeppersとFaith No Moreの中間的なロックといった趣があり、上述の4ではなくこうしたロックが好きな人に薦められるアルバム。(信沢)


copyright(c) by meantime 1997-2003 all rights reserved.
無断転載を禁じます。