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FOR THE LAST TIME - LIVE FROM THE ASTRODOME
(2003, MCA Nashville) |

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かれこれ20年になろうというジョージ・ストレイトの“トップ・スタ−人生”。毎年のライブツアーは若手の有望株を引き連れての一大興行となり、ロックも含めた年間観客動員ランキング上位に必ず顔を出すほど。そんな大盛況のツアーから、ヒューストンのアストロドームで行われたライブを収録したCDがこれ。
彼の歌もバンドの演奏も、ライブにもかかわらず安定の極み。さすがはトップ・アーティスト。曲目は近作を中心としたヒットパレードで、曲毎に大歓声が起こる。アメリカで彼が如何に人気があるか、その演奏がどのようなものかがよ〜くわかるアルバムなので、このアルバムをワゴン・セール等で見つけた場合は、迷うことなく購入することをお薦めしたい。
ただし、正直いってもはや彼の音楽からスリルを感じることはない。予定調和の極み。これまでカントリー・シーンに如何なる移り変わりがあろうとも彼だけは「別格」として揺るぎないセールスを誇ってきたが、それが近年やや翳りが見られるようになってきたのは、その「別格」ポジションがより若いアラン・ジャクソンあたりに移りつつあるからなのではないか?と僕は考えている。かつてのトップ・アーティスト全てが辿ってきた道なので、これはこれで仕方がないことなのだが。
なおこのアルバム、収録曲が何曲か多いDVDも出ているので、通常価格で入手するならそちらの方がいいだろう。花火が打ち上がる音なんて、CDで聴いてもちっとも面白くないしね。(八亀)
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ONE STEP AT A TIME
(1998, MCA Nashville) |

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毎年毎年きっちりと発表される“スト様”の新作。彼ほどの大物がこれほどコンスタントに作品を発表し続ければその内容は画一的かつ陳腐な物になってしまいそうなものだが、彼の偉いところは彼の持ち味である“軽さ”(「軽薄」の軽さではなく「軽妙」や「軽快」といった類いの軽さ)を失わない程々肩の力が抜けた曲を歌い続け、過度に装飾された音楽を作らずに済んでいる点だろう。前作に収録され昨年のカントリー界を代表するヒットとなった「One Night At A Time」路線の「I Just Want To Dance With You(70年代から活躍しているフォークシンガー、ジョン・プラインと60年代イギリスを代表するソングライター、ロジャー・クックがコンビを組んで作っているところも凄い)」をはじめ、メキシコ風味がたまらなくいい「Maria(個人的にはベストトラック)」など非常にリラックスした雰囲気の佳曲が並ぶ。ソングライター陣も一曲毎に顔ぶれが違うという相変わらずの“ナッシュビル最良の楽曲集”路線だし、鉄壁ですね。彼の天下はこの先何年続くことになるんだろう。僕も何枚彼のアルバムを買い続けることになるんだろう。(八亀)
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CARRYING YOUR LOVE WITH ME
(1997, MCA Nashville) |

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日本のごく一部のカントリーファンの間では「スト様」の愛称が定着しつつあるジョージ・ストレイトの新作。前作「Blue Clear Sky」から一年たつかたたないかのリリースなので随分間隔が短いような印象も受けるが、彼くらいの存在になればナッシュビル中のソングライターの作品を厳選して、年一回全く捨て曲のない全12曲入りのアルバムを制作するくらいどうということはないのだろう。内容の方はまあ、アメリカの五木ひろしみたいなものなのでいつも通りの非常に安定した破綻のない作風ではあるが、そういった中に「One Night At A Time」のような軽〜くて非常にいい感じの曲が混じっているんだから無視できない。昨今の新進カントリーアーティストの作品を評価する上での一つの基準的な存在(“彼を超えたかどうか”ではなく“彼をシーンの中心とすればどの位置にいるか”という基準)として、またカントリーのメインストリームとは現在どんな感じのものなのかを確認する上でも、彼の作品は今後も聴き続けることになるだろう。(八亀)
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BLUE CLEAR SKY
(1996, MCA) |

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ある日カントリー好きの父が、誰から吹き込まれたのか「何でもいいからGeorge StraitのCDを買ってこい」と僕に言った。何でもいいって言ったって・・・と困惑しながらタワーレコードに行ったら丁度出ていた新譜がこのアルバム。ポップチャートでもその名だけは非常に馴染み深い彼の新作は(も?)非常にオーソドックスなカントリーロック。曲のクレジットを見てビックリ、どの曲もそれぞれ違ったソングライターによる作品で、ナッシュビルの音楽シーンの層の厚さを窺わせる。そんな中、父も僕も「この曲がいい!」と意見が一致したのがアルバムの最後を飾る「Need I Say More」。"カントリーの佳曲"程度の評価にとどめておくには勿体ないポップな名曲。現在わが家のヘビー・ローテーションです。(八亀)
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