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このアルバムのレビューはとても簡単だ。シンガーの技量と表現力、楽曲の出来、そしてアレンジとプロダクションがとてもよくできているから、正統派のソウル・ミュージックが好きな人だったら、何も考えずに買って聴きなさい。以上終わり。...まあいくら何でもこれではあんまりだからもう少し書くけど(笑)、デビュー作『Black Diamond』で充分にソウル(敢えてアーバン、とかR&B、とか言わずに「ソウル」なのだ)通たちを唸らせたアンジーだが、今回はかのクライヴ・デイヴィス(今はRCAのトップになっちゃったけど)のJレコーズに移籍、自らエラン・タビブなるプロデューサーと組んでほとんどの曲をプロデュースしながら、随所にラファエル・サディーク、アイヴァン・マティアス&アンドレア・マーティン、ウォーリン・キャンベルらのソウルファンには「ぐっ」と来る連中の仕事を散りばめた上で要所はフィリー仲間のサポートで固めるという万全の布陣で望んだこのアルバム、悪いわけがない。デビューシングルのグラディス使い同様、オージェイズの「裏切り者のテーマ」を見事に料理してクールな緊張感を演出した「Wish I Didn't Miss You」、R.サディークのトニーズ・マナーがぐっとくる「Brotha」、夢見るような70年代チックなスロウジャム「Mad Issues」そしてエンディングを飾る清冽極まりないバラード「Time Of The Month」などは特に出色。文句なしに2002年ソウル界を代表する1枚。(阿多)
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