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スティーヴン・スティルスの息子クリスが、かつて父が在籍していたアトランティック・レコードから発表したデビューアルバム。これが非常に渋い。バッファロー・スプリングフィールドやCSN&Yを思い起こさせるフォークロックあり、マナサス的なファンキーさを感じさせる曲ありで、その乾いた音作りも含めてかつてのルーツロック/ファンキーロックの再評価が盛んになされている昨今の状況下では、かなり好意的に受け入れられるアルバムなのではないかと思う。何よりもクリスのこの老成ぶり(まだ若いくせに!)、これが作り物でなければ彼は今後も我々が楽しめる作品を作り続けてくれそうな予感がする。ただしこのアルバム、90年代に作られる必然性については非常に希薄な印象が。これだったら全く同じ内容のアルバムを親父さんが作ってくれた方がよっぽど嬉しいもんね。この渋〜い音楽性に今どきの(近頃盛んに“ベック以降”と呼び称されるような)意匠が加われば、今年を代表するロックアルバムになったと思うのだが。少なくとも日本では。(八亀)
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