STEELY DAN

TWO AGAINST NATURE (2000, Giant)


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オリジナル作としては実に『Gaucho』以来だから20年振りとなるこの作品を届けたスティーリー・ダンの二人。相変わらずのプロダクションへのこだわりに加え6年振りのツアーを敢行するなど久しぶりにシーンに話題を呼び、ついでにグラミーの最優秀アルバム賞獲得という余録まで。まさに忘れた頃にやってきた、という感じだが本アルバムでは20年経っても相変わらずかっちりとしていながら濃密な音像を手堅く作り上げている。ニューヨークの生活風景を中心としたカラリと乾いた歌詞も相変わらずで、要は『Aja』や『Gaucho』のファンが安心して聴ける出来。決して先進的とか刺激的とかいったタイプの音楽ではないがこれはこれで昇華された芸域に達したパフォーマンスだ。そういうアルバムだからして、半端なシステムや音量 でBGM的に聴くとはっきりいってなーんにも面白くないが、一定以上のグレードのシステムである程度以上の音量 をしっかり出してやるとかなり音の表情も変わる。とはいえ、ベスト・エンジニアリング・アルバムならまだしも年間最優秀アルバムというにはクリエイティブな作品としての存在感が今いちだよなあ。まあエミネムと並べられるとしょうがないんだけど。(阿多)



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