SOUL COUGHING

EL OSO (1998, Slash / London)



 ヒップホップ,ジャズ,ポエトリーリーディングその他雑多な音楽のコラージュ的サウンドのデビュー作で評論家筋に熱烈に歓迎された彼らもこれで3作目。ファーストの衝撃度に比べてセカンドが消沈気味だったからこのままオサラバかと思いきや嬉しいことにファーストで世話になったTchad Blakeを再びプロデューサーに迎えて巻き直してきた。ノイズ三歩手前といった奇妙に加工されたビートをキーに展開される世界は基本的に今までの延長線上にあるが,前作で薄れた独特の演奏感覚をTchad Blakeが第1作のころのものに引き戻しており,彼らのキャラクターが再び鮮明になった。ロックバンドとしての存在感も打ち出してきており,これまでよりも骨太で幾分ストレートな演奏が印象に残る。その中に織り交ぜられる適度なヒネクレ加減は相変わらず耳に心地よい。人をくったジャケ,タイトルも相変わらず。M.Doughtyの書く詞も一癖ありそうだが,音だけ聴いていても十分に楽しい。(信沢)


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