SON VOLT

STRAIGHTAWAYS (1997, Warner Bros.)

ここでこのアルバムが買えます
 アンクル・テュペロのリーダーであったジェイ・ファーラー率いるバンドの2作目。元バンド・メンバーだったウィルコのジェフ・トゥイーディーにあれだけのアルバムを作られては負けているわけにはいかない。1枚目ではサウンド的に大きな違いがなく、これならバンドを解散しなくても、と思ったものだが、ここにきて両者の方向性の違いがくっきりとしてきたようだ。ウィルコがカントリー・ロックをベースにしながらその音楽の幅を広げていこうとするのに対して、こちらは自らのルーツをさらに深くつきつめていこうとしているのだ。それでいて作品の質も全く遜色ないのだから、このライヴァル意識(があるのか知らないが)はいい方向に作用しているのだろう。たぎるような熱さをほとばしらせるヴォーカルも、あくまで泥臭くて骨っぽい演奏もすごく味わい深い。アメリカの片田舎のバーで、ビールでも傾けながらじっくりとひたりたくなるような土の香りがする音は、決して明るくはないが、不思議と爽やかな後味を残してくれる。(野坂)



copyright(c) by meantime 1997-2001 all rights reserved.
無断転載を禁じます。