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ノー・チェックだった。シングル「A Puro Dolor」がラテン・チャートの1位
になり、ポピュラー・チャートにもエントリーしてきた時も『誰?それ?』状態だった。“4人のソン”といっても4人の息子達ではない。ラテン・ヴォーカリストたちはしばしば自分達を称して“ソネーロ(ソンを歌う者)”と表現する。つまり、ただの歌い手ではなく、ラテン音楽を歌う者としての“心”を持ち合わせた正統な歌い手であると言うプライドを込めた言葉である。メンバーは、4人ともプエルトリコ出身だが、ハビエルとジョージの兄弟に従兄弟のペドロが参加、メキシコ&ブラック系の人々の間で生活した事があり、その影響からかゴスペル色の強いヴォーカル・スタイルを持ったエンジェルが加わり、グループが出来あがった。キャッチフレーズにある『サルサ界のボーイズメン』に期待していると、一聴しただけの印象は、正直言ってただのサルサである。売りのコーラスはサビの部分だけしか聞こえてこないし、聞きやすいとはいえアルバム全編通
してサルサだし。だが、少しステレオのヴォリュームを大きくして聴いてみると、意外な事実がわかってくる。実に豊かな音作りをしている。さりげない、しかも厚みのあるハーモニー・ワーク、エンジェルの影響が強いR&Bテイストにフラメンコばりの手拍子を加えるなど多彩
振りを披露。「Lunatica」では、メンバー4人がリレー形式でソロ・パートを歌うなど各自の実力と自信を見せ付けている。妙な?グループキャッチを証明するのは「A
Puro Dolor」のバラード・バージョン。サルサ・アレンジも良いけど、もともと美しいバラード・タイプのメロディを、ゆったりと、そしてコーラスも十分こらして歌い上げるなど『Son』の面
目躍如と言うところ。この新しいグループがどこまで伸びて行くのか、これからの活躍が楽しみ。(小松)
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