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メジャーからの初リリースでソロ通算4作目。宅録のインディーアーティストがメジャー移籍後に以前のファンからそっぽを向かれる,というケースは多い。しかし,それはSmithにとっては偏見の産物以外の何物でもあるまい。本作でもソウルフルさを感じさせないシンガーソングライター然としたスタイルは以前と同様に健在で,やや内向的にしてラヴソングに括りきれない詩的な詞も彼のもの。むしろ説得力を増したヴォーカルにはいい意味でメジャーとしてスケールアップした印象がある。一方,バックのサイケデリックなポップセンスが感じられるサウンド作りには,好き嫌いが分かれよう。本作には,Beck,Mary Lou LordやFoo Fightersらと仕事をしたTom RothrockとRob Schnapfがプロデューサーとして参加している。筆者としては,上記人らによるアコギ主体のピアノや生ドラム,そして時にはオーケストラが加わる繊細にして大胆なサウンドに異論はない。このバックは,Smithのボーカルとの一体化に成功しており,見事にSmithの世界を支えている。(信沢)
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