THE SMASHING PUMPKINS

MACHINA/THE MACHINES OF GOD (2000, Virgin)
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ギターをばりばり鳴らせば原点回帰、打ち込みに走れば新境地。U2の新作とかもそうだけど、どうしてメディアってこう芸のない表現をするんだろう。ヤク中を理由にクビにしたはずのジミー・チェンバリンを復帰させてまでバンド・スタイルにこだわった本作は、実は名盤「Gish」や「Siamese Dream」とはあまり共通性がない。確かにギターとドラムの音こそ初期を彷彿させるけど、肝心の楽曲の出来がいま一つ。ここにはかつてのおおらかで無垢なメロディは存在しない。要するにこのアルバムはあくまで前作「Adore」、もしくはサントラに提供した「The End Is The Beginning..」の延長線上にある。だからメロディはくど過ぎるし大袈裟な展開がある割にコーラスのフックが印象に残らない。これじゃ昔のファンが離れるのも仕方がない。ビリー・コーガンは「ブリトニーみたいな音楽との競争に負けた」みたいなことを言ってバンドを解散させたようだけど、そんなの問題のすり替えでしょ。最近はサントラの仕事の方に熱心みたいだし、そんなモチベーションじゃ良いアルバムはできないよ。(松本)
ADORE (1998, Virgin)
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 一時はグランジなんて呼ばれたことさえあったっけ。スマパンは、轟音ロックバンドとして登場し、2枚組大作となった前作では幅広い音楽性を見せてくれたが、基本的にはギターがばりばり鳴るロック・バンドだった。しかし前作からの一連のシングルにカップリングされた新曲群は、どれもこれもみなアコースティックな、寂しげな曲ばかりだった。ということで今回のアルバムの方向性は予想できてはいたのだが、あの盛り上がりに欠ける来日公演のイメージもあって、最初はとにかく地味な作品という印象しか残らなかった。  聴き込むと、各曲の出来の良さに流石だと思わされる。これは細く長く楽しめるタイプの作品だ。従来のスマパン・ファンは、こういうものではなく、もっと直情型のギターバリバリ・サウンドを求めて、本作を失望をもって迎えただろう。これが、本作が予想外に商業的に不振に終わった理由であり、決して出来が悪いわけではないのだ。むしろ今までスマパンをまともに聴いてない人とか、今までのスマパンが好きじゃなかった人に薦めたい。個人的には(5)がベストトラック。(しんかい)


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