JESSICA SIMPSON

IRRESISTIBLE (2001, Columbia)
ここでこのアルバムが買えます  いわゆる3大女性アイドル・アーティストの中で、少し背伸びをし、最近はセクシー路線への入りつつあるブリトニー、ワイルドなアギレラ、そして清純かつお固いジェシカ。「結婚前は好きな人とであっても結ばれない」という貞操観やデビュー曲から鮮烈なパワフル・バラードであった事、ゴスペル・レーベルからのスタートからであった事も含め、ジェシカには「歌の上手なお嬢様」という印象がついて回った。事実、第2弾シングルとして発表された「Think I'm In Love With You」はジョン・クーガーの大ヒット曲「Jack & Diane」を大胆にサンプリングした佳曲だが、チャートアクションは思ったより伸びなかった。一時期のマライアのように、バラード・イメージを植え付けるのかと思っていたら、このセカンド・アルバムでは、逆にR&B色を強めている。残念なのは、アプローチ的には他の二人とも同じ路線に来ているわけだから、楽曲もしっかりしているのに、何となく「右に習え」的な感じがしてしまう。しかし、その分、対照的にお得意のバラードが極まった感じ。R&B色の強さが却ってバラードを引き立てているようだ。マーク・アンソニーとの濃厚なデュエット「There You Were」、デビュー曲を髣髴させる「For Your Love」。やっぱりジェシカにはこの手の曲がよく似合う。しかも、悲しい恋の歌ではなく、熱烈なラヴ・バラードが。これが若さの強みか。(小松)


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