SILVER SUN

SILVER SUN (1997, Polydor)

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 「曲の60%が十代の女の子について歌ってて、3分以内で終わる。それがパワー・ポップさ」という言葉も潔いロンドン出身のバンド、デビュー作。全体的な印象は早くてうるさいビーチ・ボーイズといったところか。本人達はチープ・トリックが好きらしいけど、それもよくわかるハード&メロディアスな曲がつまっている。1曲ごとキャッチーかつコンパクトにまとめてあるのがポイント高いし、サビでビシッと決めるコーラス・ハーモニーにも思わずニヤリとさせられる。しかし今のイギリスのシーンからは見事に浮き上がっている明るく、カラッとしたサウンド。それでもアメリカのバンドとは違って「カリフォルニアの青い空〜!」みたいな脳天気なイメージはわいてこない、どこか屈折してるところがいかにもロンドンのバンドらしい。歌詞もかなりひねくれてるし、一見やさ男風のこのジェイムス・ブロードという奴はかなりのくせ者と見た。このユーモアのセンスを活かして、その上でさらにサウンドの奥行きが増してくれば、結構侮れない存在になりそうな、そんな期待を抱かせる痛快作。(野坂)



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