SILKK THE SHOCKER

MY WORLD, MY WAY (2001, No Limit)


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 マスターPの弟、シルク・ザ・ショッカーのソロ4作目。No Limit全盛期にリリースされた98年の2作目は全米3位、99年の3作目は1位というオイシイ目を見てきているが、さすがに兄貴やレーベルの人気が傾いた今は、今までのようなヒットにはならなかった。  こいつはNo Limitには珍しくルックスを売りにできる2枚目キャラなのだが、その代わり?ラップのほうは魅力がない。曲によっては普通にラップして、それはそれで別に悪くないのだが、多くの場面ではつんのめるような独特のフロウを聴かされて、これがなかなか居心地が悪い。急発進と急減速を繰り返す朝の満員電車という感じか。スヌープやミスティカルのような本物のラッパーがゲスト参加する曲など、どっちが主役なのかわからなくなる。というか完全に主従が逆転してしまう。  兄弟でいちばん華がなく、ルックスも貧相なCマーダーが意外と独自の音楽性を見出し、割と質の高い作品を出しているのに対し、シルクは音楽的なキャラがはっきりしないせいか、プロダクションも中途半端で、突き抜けた曲がない。だからシングルヒットも生まれない。ちょっとスウィズ・ビーツっぽい曲とかあったり、それなりに流行を気にしてるんだが、「すごく気にしてる」わけでもないので、逆にハズしてるというか。今後メジャーな舞台ではお目にかかる機会が少なくなりそうだ。案外、映画とか他の分野で見かけるかもしれないけど。(しんかい)
CHARGE IT 2 DA GAME (1998, No Limit/Priority)


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 マスターPの実弟。「Freak Me」をヒットさせたあのR&Bグループとの混同を避けるために名前に「ザ・ショッカー」を加えて(このセンスがPらしい!)、兄のプロデュースのもとにデビュー。もうとにかく、Pなくしては語れない。シルクのラッパーとしての才能はごくごく凡庸で、Pの神通力抜きでは果たしてレコードデビューできたかどうかも怪しい。なんて書いてしまうと誰も聴かなくなってしまうが、このアルバムが全米3位に初登場してしまったのは、作品が優れているからじゃないし、シルク本人に人気があるからでもない。Pファミリーだから売れたのだ。人気があるのは、Pなのだ。ベイビーフェイスやデヴィッド・フォスターがプロデュースしたって、つまらない作品ならば売れない。しかし、Pは違う。彼の手掛けた作品の売れ行きは、その作品の質によっては決まらないのだ。これは実に注目すべき現象で、私がPにやたらと興味を持つ所以でもある。果たしてPはどこまで行くのか?世間は彼をどこまで行かせてやる気なのか?(しんかい)


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