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シルクのソウル・ラヴ・セッションにようこそ。前作『Tonight』で、ダレル・アランビーらの2000ワッツ・プロダクションで見事にベッドタイム・ソウル・クルーナーとして蘇ったシルクの5人が今回もその2000ワッツと全面的に組んで自信に満ちたシルキー・ソウルを送り込んできたのがこの新作。ここには新機軸とか斬新さとか先進性とかそういったものは一切ない。あるのは使い古した革の手袋のように耳に馴染む、ひたすらほっとさせるようなソウルの真髄を表現しようとする彼等のうたがあるのみ。静かなインタールードから始まって少しずつアップ気味のワッツ2000らしい硬質ながらゴージャスなナンバーを重ね、ちょっと盛り上がってきたかな?と思ったところにいきなりどこかで聴いたことのあるイントロが....おお、これはリック・ジェイムズの名曲バラード「Ebony Eyes」ではないか。この匂い立つようなカバーを軸にアルバム後半はベッドタイム・ソウルへと流れ込んでいく。その音と歌はひたすら絢爛だが、彼等のデビュー時のメンターだったキース・スウェットなどのような粘着性のグルーヴはなく、むしろ清らかながらグルーヴのあるトラックを重ねつつ、最後は始まり同様、静かなアカペラで幕を閉じる。とても2001年のレコードとは思えないこの一枚、難しいこと抜きにソウルの美学を堪能したい向きに是非お勧めしたい。(阿多)
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