BEANIE SIGEL

THE TRUTH (2000, Roc-A-Fella/Def Jam)


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ジェイZの取り巻き出身では99年にメンフィス・ブリークがソロデビューしたが、本命と見られていたのが、このビーニー・シーゲル。このデビュー作できちんと世間の期待に応え、東海岸ラップに強い「The Source」で年間ベスト10作品のひとつに挙げられたほか、南部が専門の「Murder Dog」誌でも評価されたりしている。プロデューサー陣にはあまり一般に知名度の高い大物は起用せず、ロックワイルダーやバックワイルドといった通受けレベルの人に留められ、トラック作りは相当無駄を排したタイトな仕上がりだ。終盤になるとストリングスをサンプリングしたりして妙にドラマチックなトラックが頻出するのが気になるが。
ところで4曲目「Pac Man」は、あの80年代に大流行したTVゲームの音を全編にサンプリングしているのだが、99年秋に出たブラッドハウンド・ギャングのアルバムにも同じネタが使われていた。アメリカでは今ごろ流行ってるのか、パックマン?
アルバムの最後にジェイZ単独名義の(つまりビーニーは参加してない)「Anything」がボーナストラックとして収録されてるのは、好意的に解釈すれば親切なオマケなのだが、ジェイZの「俺の曲も入れさせろよ、お前、俺の子分だろ?」という態度に解釈できないこともなくて、ちょっとヤな感じがした。
全体に、そんなに世間で言うほどいいか?というのが私の感想。 (しんかい)



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