REMY SHAND

THE WAY I FEEL (2002, Motown)
ここでこのアルバムが買えます  ボーイズIIメンというドル箱を失い、レーベルの命運を握るか?。モータウンが送り出す「21世紀のマーヴィン・ゲイ」だそうだ。そういう先入観を持たされて聴くと全然違う、と感じてしまうことが多いので、ぬぐい捨てて聴いてみる。カナダ生まれ、23歳にして全曲自作自演。幼い頃からスティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、アイズレー・ブラザーズ・スティーリー・ダンなどをこよなく愛し、12歳にしてバンド活動を開始。その後自らのサウンド・ヴィジョン実現のためにバンド活動を止め、ソング・ライティング、演奏、ヴォーカルを全て自分でこなすスタイルへ移行していったという。アルバム・タイトル曲は既に19歳の時に完成していたという早生さ。'70年代のオールド・ソウルをベースにした、いわゆるネオソウル系の音作りで、耳馴染みも良い。オープニングのタイトル曲でかまされる。スムースなグルーヴが心地よい。「I Met Your Mercy」でサックスに客演を入れる以外は、パーカッションから全て自演でこなし、生の音を追求、プロデュースからミックスまで独りでこなすこだわり方。ファルセット・ヴォイスを駆使し、流れるように音が過ぎて行く。都会の夜、摩天楼でも眺めながらショット・グラスを傾ける。そんな雰囲気にはまりそうなアーバン・グルーヴだ。声は、シンプリーレッドのミック・ハックネルを思わせるが、更にオリジナリティをどこまで伸ばして行けるか。レコード・セールスとは別の次元で楽しみな存在だ。(小松)


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