SEMISONIC

ALL ABOUT CHEMISTRY (2001, MCA)


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 セカンドアルバム『Feeling Strangely Fine』からはヒットが続出し、米国のみならず英国でも人気を確立したセミソニック。が、2年ぶりに出た本作で大ブレイクか?と思ったら全く売れなかった。まあヒットが出た割にアルバムが売れてなかったから、楽曲単位で支持されていただけなんだろう。そもそも彼らの個性というか持ち味は、アメリカのバンドらしからぬ、ちょっとひねたメロディにあった。しかし前作ではその持ち味が後退した。その典型例が「Closing Time」なのだが、これがヒットしたことで路線を一気に変えたのだろうか。本作ではキャロル・キングをゲストに迎えた曲などもあるし、バンドのコンセプトが、より普遍的なポップ寄りになったことは明らかだ。ポップなのが悪いとは言わないけど、こういう音は別に彼らがやる必要もないとは思う。もちろん破綻のないメロディからは相変わらずうまさを感じさせてくれるし、どこか清潔感のあるヴォーカルは、アメリカン・ロックが苦手な人にも受入れられるだろう。でも、そういう個性を消したクセのなさは、結局バンドのキャラクターを曖昧にし、寿命を縮めるだけだということ、わかってるのかな。(松本)



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